覚えてる?『猿の惑星』シーザー誕生から人類に牙をむくまでの振り返り映像!
進化した猿たちと人間の争いを描いた大ヒットシリーズの3作目『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』から、主人公の猿シーザーの歩みを1作目から追う特別映像が公開された。
名作『猿の惑星』の前日譚(たん)として、人間の実験によって高度な知能を獲得した猿が、人類に反旗を翻す姿を描く本シリーズ。シーザーは、神経学者のウィル(ジェームズ・フランコ)に育てられたことで、人の優しさを知る猿でありながら、自分の仲間や家族のために心を鬼にして戦う、葛藤を抱えたキャラクターとして描かれてきた。
特別映像では、シリーズ1作目『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』に登場した、あどけない赤ん坊のころのシーザーが登場。成長したシーザーが、あるトラブルが原因で動物保護施設に収容され、人間の残酷な一面を目の当たりにし、仲間を率いて反乱を決意するまでを振り返る。
シリーズを通してシーザーを演じ続けているアンディ・サーキスは「常に、家族と自分の種を守るためのバランスをとることが問題だ。より大きな全体像に対して、誰もが生き残れるように、人間と猿の間のバランスをとること。そういうプレッシャーを彼は感じている」とシーザーの苦悩を説明。この言葉を裏付けるように映像では、2作目『猿の惑星:新世紀(ライジング)』でも、シーザーと生存者グループの穏健派マルコム(ジェイソン・クラーク)が和解の道を探る姿を映し出すが、憎しみを抑えられない猿と人間の両陣営の対立は激化していった。
3作目となる『聖戦記(グレート・ウォー)』では、最愛の家族を失い復讐の旅に出たシーザーと、仇である人間の大佐(ウディ・ハレルソン)との、種の存亡をかけたバトルが展開する。前作に引き続きメガホンを執ったマット・リーヴス監督は本作について「前2作とはちがうスケールの大きさを見せなくてはならないとも思っていた。なぜならこれは文明の始まりでもあるからだ」といよいよ本作をもって、地球が“猿の惑星”に移行すること示唆している。(編集部・入倉功一)
映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』は10月13日より全国公開