堤真一、鈴木おさむと初タッグ!名刺が生死を決めるデスゲーム小説を実写化!
エンターテインメント業界の裏側を描いた人気放送作家・鈴木おさむの小説「名刺ゲーム」(扶桑社)がWOWOWで実写ドラマ化され、俳優の堤真一が主演を務めることが明らかになった。共演者として岡田将生、大友花恋が名を連ねる。
堤ふんする神田は、人気クイズ番組を手掛けるテレビプロデューサー。ドラマは、自分の娘(大友)を磔にされた地下のボイラー室で目覚めた神田が、謎の男X(岡田)の仕掛けた死のゲームに挑むうちに、不品行と人間性を暴かれていくさまを描く。
Xが神田に仕掛けるのはタイムリミット2時間の「名刺ゲーム」。ルールは密室に散らばる大量の名刺から自分がもらった名刺を探し当て、その持ち主に「正しく返す」こと。失敗すれば自分と娘にかけられた首輪が爆発し、どちらかが命を落とすという究極のゲームとなっており、究極の攻防を通じて「勝者と敗者」「強者と弱者の関係」という日本のビジネス社会の縮図をもあぶり出す。
WOWOWドラマ初出演となる堤は、脚本について「僕たちは仕事している時にたくさんの名刺をいただきますが、全部は覚えられていない。どんなに記憶をたどっても思い出せそうにない『名刺』というものが生死をかけるゲームの題材となることは、ものすごく恐ろしいなと思いました」とコメント。不品行なテレビプロデューサーという役どころにも、「普通であれば非情で嫌な人間として描かれる役だと思いますが、ある意味すごく人間らしい人であると感じています。人間は場面毎に役割があって、ある場面では良い人として努力していたりするけれど、ある場面では人が傷つくような態度をとってしまったりする。状況によって神田という人間が大きく変わってしまう姿をしっかり演じていきたいと思います」と意気込む。
そんな堤の相手役となる岡田は、「堤真一さんとは、プライベートの関係性と立場が逆転しますので、堤さんのみじめな顔をどんどん引き出せるように芝居をしていきたいです。堤さんは、いつもどーんと真ん中で立ってくださる方なので、胸を借りる気持ちで徹底的にやりたいなと思います」と語る。
一方、原作者の鈴木は「この名刺ゲームが映像化されることは絶対にないだろうと思っていました。テレビをずっと作ってきた僕が、ある意味、テレビを作る人たちの膿みの部分を晒しているところもあるからです」と告白。同時に「今回、この最高のキャストとスタッフで『名刺ゲーム』を最高のエンターテイメントドラマでお届けできることは本当に感謝しています」と期待をかけている。
「名刺ゲーム」の参加者役で河井青葉、落合モトキ、夏菜が出演。そのほか、柳ゆり菜、田口トモロヲがキャストに名を連ねる。(編集部・入倉功一)
「名刺ゲーム」は12月2日よりWOWOWで放送開始(全4話・毎週土曜よる10時~)第1話無料放送