女性を虜に“魔法の靴” マノロ・ブラニクに迫るドキュメンタリー、12月公開!
世界中の女性を夢中にさせる“魔法の靴”を生み出し続けてきたシューズデザイナー、マノロ・ブラニクに迫るファッションドキュメンタリー映画『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』が12月23日より日本公開されることが明らかになった。
エレガントでありながら“世界で唯一走れるピンヒール”といわれる「マノロ・ブラニク」のシューズは、ダイアナ妃など多くのセレブたちから愛され、大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズの主人公キャリーが愛してやまない靴としても広く知られることになった。また、ソフィア・コッポラ監督作『マリー・アントワネット』(2006)に全面協力したり、2007年にはそれまでの功績を称えられ、大英帝国勲章名誉コマンダーを受勲している。
本作は、そんなマノロ・ブラニクの魅力に迫るべく、“夢の靴”を生み出す彼のアトリエから、イギリス・バースにある閑静な自宅、そしてそこに保存された30,000点に及ぶアイテムのアーカイブまでをとらえたファッションドキュメンタリー。タイトル「トカゲに靴を作った少年」は、マノロが生まれ故郷スペインのカナリア諸島の庭園を駆け回り、チョコレートの包み紙でトカゲのために靴を作ることに熱中していた少年時代からつけられた。
また、場面写真なども一挙公開され、本ブランドを愛用するセレブとして『プラダを着た悪魔』のモデルとして知られる米VOGUE誌の名物編集長アナ・ウィンターや、歌姫リアーナらの姿が確認できる一方で、ガーデニングをこよなく愛するマノロのチャーミングな素顔も収められている。
世界的なブームが起きようとも、マノロ自身は「今でもアトリエで過ごす時間が人生の喜びだ」と語り、商業的に拡大せずイタリア・ミラノのアトリエで職人たちとハンドメイドで靴を作り続けている。マノロの風変わりな思考プロセスから、思わずため息がでてしまいそうなほど美しいスケッチ、それを手仕事で形にしてゆくアトリエスタッフたち、さまざまな創作過程に引き込まれていく。(編集部・石神恵美子)
映画『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』は12月23日より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国公開