妻夫木聡&水原希子、恋愛における男女差について語り尽くす!
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』という長~いタイトルが印象的な映画で共演した妻夫木聡と水原希子が、恋愛における男女の違いについて語った。
映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』予告編
この映画は渋谷直角による原作漫画を、『モテキ』『バクマン。』の大根仁監督が実写映画化したもの。妻夫木は超絶キュートな魔性の女あかりに振り回されてヘロヘロになるコーロキを演じているが、「そういうときもあるよね、って思います」と大人の男としての余裕を漂わせる。一方の水原が女性目線で「あかりちゃんはそのときどきで、目の前の人に本気で恋をしてるだけ」と語ると、妻夫木は「そんなの理解……できませんよ! もしあかりのようにあちこちで“お前だけだよ”と言う男がいたとしたら、それはやましさを抱えながら言ってますよね。女子のようにスッキリとはいかないんですよ。でも、だから“女々しい”という言葉が生まれるんでしょうね。それは男にだけ使われるものですし」と改めて恋愛における男女の違いを実感した様子。
水原はあかりに感情移入する場面もあったようで、「(あかりが)突然怒り出すところがありますけど、とても共感できました」と振り返る。それはデート中に「〇×さんとあかりちゃんは性格的に合わないと思うよ」という何気ないコーロキの発言に、あかりが突然怒り出すというシーンで、「私の何を知ってるの!? と思うじゃないですか」とごくナチュラルな反応に映ったようだ。気分屋の女子に振り回される気弱な男子という構図に見えなくもないが、妻夫木自身も「それはちょっとわかる気がします。男ってすぐ調子に乗るので」と同調。男は付き合いが長くなると、「それまでずっとやさしく接していた相手のこともだんだんと“俺の女”みたいな気持ちになってくるじゃないですか。そういうときに調子に乗ったことを言えば、それは女性を怒らせちゃいますよね」と冷静に分析する。
二人にとっても、このカップルのやりとりはリアルだったようで「大根監督の作品はごく日常の場面でも、わかるわかる! と思わせるところが必ずある気がします」という水原に、「めっちゃカワイイ映画ができたな! って思いました」と満足そうに応える妻夫木。いずれにしても観たあとで、恋愛についてアレコレ語りたくなる映画なのは確かだ。(取材・文/浅見祥子)
映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』は全国公開中