ジョニデ娘、ナタリー・ポートマンからの“姉妹役”指名に感激!
ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘であり、その美貌で注目を浴びているリリー=ローズ・デップが、映画『プラネタリウム』でナタリー・ポートマンから彼女が演じるキャラクターの妹役に指名を受けていたことを「本当に感激」と振り返った。
ナタポー&ジョニデ娘、本当の姉妹みたい?『プラネタリウム』予告編
『グランド・セントラル』などのフランス人監督レベッカ・ズロトヴスキがメガホンを取った本作は、1930年代後半のパリを舞台に、死者と交信できるアメリカ人姉妹妹ローラ(ナタリー)とケイト(リリー=ローズ)が、フランスの有名な映画会社のプロデューサー・アンドレ(エマニュエル・サランジェ)と知り合ったことで、次第にショービズ界に染まっていく様子をつややかな映像で描写する。
「ナタリーには素晴らしいキャリアがあって、彼女の作品はほとんど観ていると思う」とナタリーへの憧れのまなざしを向けるリリー=ローズ。本作では、そんなナタリーの妹にふんしているが、そのキャスティングはナタリーが思いついたものだったそう。「私達には似ているところがあると言われて、それもそう言い出したのがナタリー本人だったなんて。本当に感激したわ。今こうして、この映画のビジュアルを見るたび、この2人が姉妹なんだってはっきり思える」と自信たっぷり。
劇中ではナタリーふんするしっかり者の姉に対し、リリー=ローズ演じる無邪気でつかみどころがない妹というコントラストが魅力的だ。「ケイトの性格は私に近いと感じた。私は元気で明るいけど、彼女のように閉鎖的でシャイな面もある。自分だけの世界を持っているし。ケイトは完全に足を地につけていなくて、生と死の間を浮かんでいるように見える。その中間の存在を演じるということにインスパイアされたし、それはとてもパワフルだった。私自身、全く理性的ではないから、死後も魂は残るというアイデアが好き」。
「ナタリーとエマニュエルと初めて読み合わせをしたとき、ゆっくりとすべてが動き出すような感じで。2人のような俳優と一緒に仕事ができてとても幸せだった。矛盾しているようだけど、ストーリーは寂しいけれど、撮影現場はとても楽しかったの」と充実した時間を過ごしたようだが、女優としての壁にもぶち当たったそう。「一番怖かったのは、泣かなくちゃいけなかったシーンね。やらなくちゃいけなかったのは、キャラクターの感情に自分が入り込むこと。助けを求めて、まぶしい太陽を見つめたりもしつつ……(笑)」とジョークを交えながら「でも涙が流れたら、今度はあふれて、止められなくなってしまったの! 私はそういうぎりぎりの感じが好きなの。目薬は使いたくなかったから。自分の心で本当に感じたかったから」と妥協しない女優魂を見せていた。今後のキャリアが楽しみで仕方ない女優の一人だ。(編集部・石神恵美子)
映画『プラネタリウム』は9月23日より新宿バルト9ほか全国公開