安室奈美恵、20年前には女優も…かわいかったあの頃も再評価へ?
来年9月16日をもって引退することを発表した歌手の安室奈美恵だが、20年前には彼女も女優業に挑戦していた。
【画像】安室奈美恵、変わらぬ美貌に絶賛の声「いつまでもカリスマ」
安室がドラマや映画に関わった作品と聞くと、彼女が主題歌を歌った作品が真っ先に思い浮かぶかもしれない。実際彼女は最近もドラマ「母になる」、映画『デスノート Light up the NEW world』など数々の作品で主題歌を歌い上げてきた。だが SUPER MONKEY'S時代には、彼女はドラマ「いちご白書」(テレビ朝日系・1993年)、ドラマ「時をかける少女」(フジテレビ系・1994年 / 内田有紀主演)に出演していたことも忘れてはいけない。
また当時は「ポンキッキーズ」(フジテレビ系)で、鈴木蘭々とシスターラビッツとしても活動。その時の子供たちにとっては、「一寸桃金太郎」や斉藤和義の「歩いて帰ろう」に合わせて踊っていたお姉さんたちという認識も強かったことだろう。今の“アーティスト・安室奈美恵”とはまた違う魅力が詰まっていた時代である。
さらに“アムラー旋風”を巻き起こしたきっかけにもなった自身のミリオンヒット曲「Body Feels EXIT」「Chase the Chance」(1995)以降も、映画『That's カンニング! 史上最大の作戦?』(1996)にヒロイン役で出演していた。映画自体はあらゆる手段でカンニングに力を注ぐ大学生の物語というおバカ系コメディーではあるが、若かりし頃の山口達也(TOKIO)が主演を務めたほか、藤木直人やベテラン俳優の升毅、中村嘉葎雄が参加しており、キャスティング面でも楽しめる作品となっていた。レビューサイトなどでは、今回の引退発表を受けて本作を思い出した……という書き込みも見られており、彼女が引退を表明した今だからこそ再評価されつつあるよう。かわいらしい10代のころには、タレント・女優としても必死に芸能界を駆け抜けた「安室奈美恵」。歌手としてだけではなく、エンターテイナーとしての彼女の姿を知れば知るほど、彼女が与えてきた時代への影響をあらためて感じられる。(濱島裕)