山田孝之、撮影中にイライラ…バームクーヘンで不機嫌に
俳優の山田孝之が25日、都内で行われたショートフィルム『点』の舞台あいさつ付上映会に出席。壇上で自身が甘いものが苦手であることを明かすと、本作の撮影でバームクーヘンを食べるシーンを何度も撮り重ねたことを述懐。「何度も撮るうちにちょっと機嫌が悪くなってしまって……」と愚痴をこぼして会場の笑いを誘った。
【画像】バームクーヘンのことを思い出したのか顔がキュッとなる山田孝之
ガールズバンドyonigeの楽曲「ワンルーム」にインスパイアされた物語を描く本作は、高校時代に交際していた男女が再会したことで生まれる繊細な感情を映し出すショートフィルム。舞台あいさつには山田のほか、yonige(牛丸ありさ、ごっきん)、メガホンをとった石川慶監督も出席。
撮影はたったの2日間で行われたといい、そのうちの一日は山田の別の長篇映画のクランクインの前日だったとのこと。山田は「最後の方はいつまでやるんだよという空気になった」とため息をつくと、バームクーヘンを食べるシーンについても「僕はあんまり甘いものが好きでなくて、バームクーヘンを食べるシーンを何度も撮るうちにちょっと機嫌が悪くなってしまって……」と明かしてニヤニヤ。
そもそも本作の出演のきっかけは山田とyonigeの交友関係から始まったといい、牛丸は「わたしが一方的に山田さんのファンで、山田さんがSNSをはじめた時に『ライブを見に来て下さい』と呼びかけたら、その5年後に本当に来てくれて」と出会いの経緯を紹介。
だが実は山田によれば、このSNSのアカウントは偽アカウントだったといい、「偽物が『行きます』とかかっこいいこと言っているからもうしょうがないって」と当時の心境を説明。「でもミュージックビデオで曲を聴いたらかっこいいので、結果的には良かった」と笑顔を見せた。
今後の両者のコラボの可能性について話を振られると、牛丸が「わたしが山田さんに楽曲提供するというのではどうですか」と提案。山田はこれに「それはうれしい」と反応。「23の子が書いた歌を今年34歳になるおっさんが歌うという……」と照れくさそうにコメントしつつ、「イラついている感じの爆発的なものがいい」とリクエスト。さらに山田は「逆も良いですね。34歳の僕が書いた詞を歌ってもらうという……」と逆提案も行って、yonegiの2人を感激させていた。(取材・文:名鹿祥史)
『点』はシネマート新宿にて限定公開中 10月14日よりシネマート心斎橋にて一週間限定公開