実写『鋼の錬金術師』山田涼介のエド姿を監督&Hey! Say! JUMPメンバーが絶賛
荒川弘の大ヒットコミックを実写化する映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)の撮影現場が昨年夏にメディアに公開され、撮影の合間で取材に応じた主演の山田涼介と曽利文彦監督が、撮影中に感じた手ごたえや今作におけるこだわりなどを紹介した。
「鋼の錬金術師」は、亡き母をよみがえらせようと人体錬成という錬金術におけるタブーを犯したことから体の一部を失ったエルとアルの兄弟が、奪われた身体を取り戻すための旅に出る姿を描いた物語。実写版では兄エドを山田が演じ、弟アルはフルCGで描かれる。
イタリアでの大掛かりなロケも敢行された本作だが、この日は都内のスタジオにセットが組まれて撮影が行なわれ、エド役の山田はもちろん、エンヴィー役の本郷奏多らも参加していた。大作映画『タイタニック』にCGアニメーターとして参加した経歴を持つ曽利監督がメガホンを取っているだけにCG用の撮影も入念に行われていたのだが、衣装を着て現場に登場した山田はまさにエドといういでたちだった。
その後の囲み取材では曽利監督がイタリアでの撮影を振り返り、「イタリアの街並みを背景にエドの衣装を着た山田くんが立っているのを見て、ものすごくしっくりきた。この映画の方向性がバチッと決まった」とコメント。衣装のクオリティーに細部までこだわっているそうで、山田も「こんなに衣装打ち合わせをしたことがないと思うくらいものすごい時間をかけた」と語り、イタリアで撮影中の写真を所属する Hey! Say! JUMP のメンバーに送ってその姿を絶賛されたことを明かした。
そんな山田は「イタリアで監督とはこの作品における熱い気持ちを語りあった仲」という曽利監督に絶大な信頼を寄せており、「演技に関して難しいと思うところはあまりない」そう。「相棒がCGなので……」と笑いながらCG部分での撮影の苦労を話していたが、山田からは完成が待ち遠しくてたまらないという気持ちがひしひしと伝わってきた。(編集部・海江田宗)