『インファナル・アフェア』インドリメイクが決定!
香港映画『インファナル・アフェア』(2002)がインドでリメイクされることが決定した。監督、キャストは未定。ムンバイ拠点の映画制作会社アジュール・エンターテインメントとワーナー・ブラザース・インディアが共同で発表した。
『インファナル・アフェア』は、警察に潜入したマフィア(アンディ・ラウ)と、アフィアに潜入した警察(トニー・レオン)という対照的な二人の男の苦悩をスリリングに描いたアンドリュー・ラウ&アラン・マック監督の名作。大ヒットを記録し、3部作として制作されている。マーティン・スコセッシ監督が同作をハリウッドリメイクした『ディパーテッド』(レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン主演)も第79回アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめとした4部門で受賞するなど成功を収めた。
アジュール・エンターテインメントとワーナー・ブラザース・インディアは、ワーナーの過去作を共にインド向けにリメイクして配給する契約を結んでおり(2作分)、『インファナル・アフェア』のリメイクがその記念すべき1作目となる。ワーナーは複数のマーケットで、現地で映画を制作する“ローカル・プロダクション”の実績があり(日本では『るろうに剣心』『DEATH NOTE デスノート』など)、自国の映画が圧倒的なシェアを誇るインド映画界に切り込んでいくことになる。(編集部・市川遥)