視覚の95%を失った青年が5つ星ホテルマンを目指す!大ヒットドイツ映画、笑いと涙の予告編
「5つ星ホテルで働く」という夢をかなえるため、目が見えないことを隠してミュンヘンの一流ホテルに挑んだサリヤ・カハヴァッテさんの実話を基にしたドイツ映画『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』(来年1月13日日本公開)の予告編が公開された。目の前の相手もぼんやりとした光の集合体にしか見えない彼が、視覚以外の感覚を総動員させて、過酷な研修をいかにして乗り越えていったのか。笑いと爽やかな感動と共につづられている。
主人公のサリーは、先天性の病気で視覚の95%を失った青年。予告編では、サリーが研修仲間の力を借り、ホテルの階段の数や施設の設備を丸暗記しようと奮闘し、客室の掃除、厨房での調理にフロント業務、豪奢な宴会場のテーブルセット、バーテンダーとしてのサービスといったあらゆる仕事に取り組むさまがスリリングに映し出される。中には給仕中、ウエディングケーキに突っ込んでしまうという目を覆いたくなるようなシーンも。
主演のコスティア・ウルマン(『誰よりも狙われた男』)は特注のコンタクトレンズと視野の95%を奪う特別な訓練用ゴーグルを使用して役づくりをし、チャーミングかつ説得力を持った演技を披露している。本国ドイツでは大ヒットを記録した。(編集部・市川遥)
映画『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』は2018年1月13日より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほかにて公開