池田エライザ、中尾暢樹とのキスに「悪いことをしているような気持ち」
モデルで女優の池田エライザと「動物戦隊ジュウオウジャー」などの中尾暢樹が、3日、都内で行われた映画『一礼して、キス』(11月11日公開)の完成披露先行上映会に登壇し、弓道場でのキスシーンで「悪いことをしているような気持ち」になったことを告白した。イベントには、前山剛久、結木滉星も登場した。
【写真】中尾暢樹&前山剛久&結木滉星、男同士で壁ドン、バックハグ、頭ポンポン……
加賀やっこの人気少女漫画を原作とした本作は、高校3年生の先輩女子・岸本杏の弓道をする姿に恋をし、不器用ながら一途に想う後輩・三神曜太(中尾)と、彼の思いに応えようとする杏(池田)の恋を描いた青春ラブストーリー。
“壁&畳ドン”“頭ポンポン”“バックハグ”など胸キュンシーンが満載で、池田は「入る時に礼をして、神棚にも一礼をする、とても神聖な弓道場でキスしちゃうなんて、すごく申し訳ない気持ちと、悪いことをしているような気持ちになっていました」と、普段とは違う環境でキスした本音を吐露。中尾も「(観客が)悪いことをのぞき見している気分」になれると、イタズラな笑みを浮かべた。
そんな中、なぜか男性陣だけで胸キュンシーンを再現することに。結木が中尾に頭ポンポンをしながら「的ばっか射抜いてないで、俺のことも射抜いてくれよ」とささやくと、前山は結木にエア壁ドンをして「俺だけ見てろよ!」と決め顔。最後は、中尾が前山にバックハグをすると、池田は「ある一部の層にかなり受けると思います。わたしはそこです」と大満足していた。
本格的な弓道映画でもあることから弓道シーンの話に及ぶと、池田は「(中尾と)すごくバチバチしていました」と回顧。互いの上達ぶりが気になっていたそうで、中尾の方が先に的を射ることができ、悔しい思いをした池田は「わたしには邪念からあるから当たらない。この邪念を捨てて、ちゃんと杏として的と向き合おうと思って本番に挑んだ」ところ「当たっちゃった……」という。
中尾も常に助監督から的を射た数を比べられていたことと共に、指導の先生から「お世辞かもしれないけど、上手だねと言われていた」ことも明かした。しかし、それは決してお世辞ではなく、「一昨日、弓道審査で初段受かりました!」と吉報を伝える中尾。「この映画で弓道が好きになって続けていた」そうで、「初段という形で(好きという気持ちだけでなく)実力にも判を押してくれた」と大喜びした。
そして、「初めて主演としてみんなと頑張ってこの映画を作りました。二人の物語の目撃者になってください」とアピールする中尾。池田は「原作の空気をそのままに、原作へのリスペクトを込めた作品に仕上がっているし、わたしたちだからこそできた関係性や表情が詰まったものになっていると思います」と自信を見せていた。(取材:錦怜那)