民族性・障害者・女性・シニア・LGBTQ・少数派を平等に含めた作品に贈られる賞発表
多様性を実証した作品に贈られるSAG-AFTRA(映画俳優組合と米国テレビラジオ芸能人連盟)主催の第3回アメリカン・シーン・アワードが発表され、人気ドラマ「THIS IS US 36歳、これから」などが受賞を果たした。
【写真】高橋一生「THIS IS US 36歳、これから」声優!
同賞は、さまざまな民族性や背景を持つ人、障害者、女性、シニア、LGBTQや、そのほかの少数派や正確に描写されていない人たちを平等に含めた作品に贈られる。「THIS IS US 36歳、これから」はエンターテインメント部門で賞を授与された。また、トニー賞ミュージカル「ハミルトン」にミュージック&サウンド・レコーディング賞、公共ラジオ局KPBSサンディエゴにベルヴァ・デイヴィス・ニュース&ブロードキャスト賞が贈られている。
「アメリカン・シーン・アワードは多様性においてプロデューサーやコンテンツ・クリエイターを表彰するSAG-AFTRAの唯一の賞で、エンターテインメント界でもユニークな賞です。非常に難しい選択でしたが、『THIS IS US 36歳、これから』『ハミルトン』、KPBSサンディエゴはアメリカン・シーンの非常に優れた例と言えるでしょう」とSAG-AFTRAのジェニー・オハラはコメント。少数派でも描写されることは大事なことであり、自分たちが暮らす今の世界をきちんと表現したコンテンツを創り出す人たちを今後も表彰し続けると言っている。
エンターテインメント部門では、映画『ドリーム』『ムーンライト』、テレビ映画『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』、「マスター・オブ・ゼロ」「Major Crimes ~重大犯罪課」「ジェーン・ザ・ヴァージン」などがノミネートされていた。(澤田理沙)