「アメリカン・ホラー・ストーリー」新作、過激な銃乱射シーンをカット
米ラスベガスでの銃乱射事件を受け、テレビシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」の最新シーズンを編集し直したことをクリエイターのライアン・マーフィーが The New Yorker フェスティバルで語ったと The Hollywood Reporter などが報じた。
【ほか写真】「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト(原題)」
「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト(原題) / American Horror Story: Cult」の第2エピソードには銃乱射事件のシーンが含まれていたとのこと。撮影はラスベガスの事件が起きる前の9月にされたものだったという。
「暴力的なシーンの大半を画面に映っていないところで起きている形で編集することに決めたんだ」と語るライアンは、事件後、このエピソード自体を放送するか、しないかの話し合いがもたれたことも明かした。「僕には放送する権利があるというのが僕の意見だ。でも、被害者の権利というのももちろん存在するし、事件に影響を受けた人がショックを受けたり、気分を害するかもしれないため、少なくとも今週は劇的なものや扇情的なものを放送するタイミングではないと考えた。だから、われわれは再編集するのが適切な判断だと思ったんだ」とコメントしている。
「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト(原題)」はカルトの視点から見た2016年の大統領選を描くもので、銃規制に関する警告を描くため、カットされた銃乱射事件のシーンはかなり過激なものだったらしい。(澤田理沙)