栄光から転落、米有名Pハーヴェイ・ワインスタイン離婚&解雇
現在多くの女優からの告発や批判を受けているハリウッドの有名プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(65)が、ファッションデザイナーの妻ジョージナ・チャップマン(41)から離婚を突き付けられていたことが明らかになった。彼は現地時間8日にも、共同会長を務めていたワインスタイン・カンパニーから解雇されている。
ハーヴェイとジョージナは2007年に結婚し、二人の間には4歳と7歳の子供がいた。ジョージナは、現地時間10日に米PEOPLE.comで声明を発表。彼女は「女性たちが許されざる行動によってひどい苦しみを抱いていることに胸が痛みます。わたしは夫のもとから離れることにしました。わたしにとって今は、幼い子供たちを見守ることが何よりも優先すべきことですので、マスコミの皆様にはプライバシーを尊重していただけますよう、お願いいたします」と語り、ハーヴェイと離婚することを表明した。
『ジャンゴ 繋がれざる者』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』など、数々のアカデミー賞関連作品に携わり、ハリウッドの大物プロデューサーとして名をはせてきたハーヴェイ。過去には弟ボブ・ワインスタインと共同で映画会社ミラマックスを設立しており、当時には『もののけ姫』のアメリカ配給の際の英語版製作総指揮として名を連ねたこともあった。ミラマックスをディズニーへ売却し同社を退社した後には、弟・ボブと共に立ち上げたワインスタイン・カンパニーも映画会社の有名どころとして快進撃を続けていた。
だが、今月には米紙ニューヨーク・タイムズが、ハーヴェイは女優やモデルなど複数の女性からハラスメントや暴行行為等で訴えられ、過去に8件の示談に応じていたと報道。彼は2015年にも同様の事件で警察から取り調べられていた。そして今回の離婚&解雇につながった。(編集部・井本早紀)