木村拓哉が初の刑事役！『HERO』監督と再タッグ 相棒は初共演・長澤まさみ
木村拓哉が、東野圭吾のベストセラー小説を実写化する映画『マスカレード・ホテル』で初の刑事役に挑むことが明らかになった。監督は、木村の代表作『HERO』シリーズを手掛けた鈴木雅之。さらに木村の相棒役には、彼とは初共演となる女優の長澤まさみが決定。豪華布陣で臨む本作に木村は「『マスカレード・ホテル』という非常に面白い原作を、如何に自分たちが体現できるかプレッシャーはありますが、全力で頑張ります」と意気込んだ。
木村が演じる主人公・新田浩介は、捜査一課のエリート。彼に与えられた使命は、連続殺人事件が予告されたホテル・コルテシア東京でホテルマンにふんして潜入捜査を行うというもの。そんな新田の教育係に任命されたのが、長澤演じるホテルのフロントクラークとして働く山岸尚美。「お客様の安全が第一優先」とするホテル側の山岸と、「犯人逮捕が第一優先」として利用客の“仮面”を剥がそうとする新田は、お互いに衝突し合いながらも不思議な信頼関係を結んでいく。
さらに今作は木村にとって初めての東野作品。木村は「新田の職業は刑事ですが、今回は潜入捜査であり、ホテルマンでもあるので、そのバランスが非常に面白いと思っています」とキャラクター設定について語ると、映画の撮影について「ホテルマンの制服に袖を通すと、自然と背筋が伸び、この作品に関わっている間は、ずっと姿勢が良いと思います」と笑いながらコメント。初共演となる長澤については「長澤さんは非常に表現豊かな方なので、どのようなシーンを一緒に構築できるかとても楽しみにしています」と述べていた。
一方の長澤は原作を読んで「仕事に対して真摯に付き合う姿勢は、今の自分にとても響きました」と共感したことを示すと、「木村拓哉さんと共演するのは初めてなので、とても楽しみです！」と木村との撮影に期待している様子をのぞかせる。
上原寿一プロデューサーは彼らの共演に「今回理想的なキャスティングが実現したと思っております」と自信満々。また鈴木監督は「刑事とホテルマンという我々が想像するには水と油な2人が、お互いを知っていく事や、マスカレードと言う“仮面の世界”の面白さとその仮面の内側を知る事の喜び、そんなところが今回の楽しみなところです」と言葉を寄せた。
映画は2019年に公開。撮影は今年11月中旬まで行われる予定。脚本は『ライアーゲーム』シリーズの岡田道尚が担当している。（編集部・井本早紀）