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国際派俳優・國村隼、意外な弱点を告白?現場では誰も気づかず

京都を訪れたヴァンニャ・ダルカンタラ監督と國村隼
京都を訪れたヴァンニャ・ダルカンタラ監督と國村隼

 俳優の國村隼が13日、京都市内で開催中の京都国際映画祭2017で上映された主演映画『KOKORO』の舞台挨拶に登壇。本作でメガホンを取ったベルギー出身のヴァンニャ・ダルカンタラ監督も登壇し、国際的に活躍する日本人俳優・國村を絶賛した。

【画像】安藤政信も日本から出演

 映画『KOKORO』は、フランスの作家オリヴィエ・アダムの小説を、ベルギー、フランス、カナダ、日本からなる4か国の混成チームで映画化した人間ドラマ。日本にある海辺の村を舞台に、突然の弟の死によって心に深い傷を負ったフランス人女性と、その村で暮らす元警察官の男の交流を穏やかなタッチでつづっている。

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 本作でヒロインの女性を支える元警察官のダイスケを好演した國村は、リドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』や、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル Vol.1』、日本では2017年に公開された韓国映画『哭声/コクソン』など、国際的に活躍する演技派。ストーリーの鍵を握る重要な役柄に國村を抜てきしたダルカンタラ監督は「國村さんは俳優として文句なしの素晴らしい存在。今回は國村さんの演技力だけではなく、彼の人柄に惹かれてキャスティングしました。こちらがどんな注文をしても、すべて演技で返してくれる。監督としてとても嬉しかった」と絶賛した。

 最高の賛辞を贈られた國村は「監督と会う前に脚本を先に読ませてもらって“すごく優しい映画になるやろな”と思いました。実際にお会いした時には一目で、監督はこの映画の優しさそのものだなと。とても穏やかさと誠実さが伝わってきました」と柔和な関西弁で褒め称えた。

 また、司会者から撮影時の苦労を聞かれた國村は「崖の上で演技をするシーンがありましたが、実は私は高いところが苦手なんです……」とカミングアウト。続けて「今まで体験したことのない高さの崖で怖かった」と告白すると監督は「國村さんが一言も不満や不安を口にしなかったので、高いところが苦手だとは全然気付きませんでした」と答え、場内の笑いを誘う場面もあった。(取材・文:スズキヒロシ)

京都国際映画祭2017は10月15日まで京都市内各所で開催中
映画『KOKORO』は11月4日より渋谷ユーロスペースにて公開

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