山崎賢人&広瀬アリスの真剣な眼差し!『氷菓』撮影現場公開!
山崎賢人と広瀬アリスを主演に迎え、累計230万部を突破した米澤穂信による青春学園ミステリー小説を映画化する『氷菓』から、山崎と広瀬がいかにして本作の撮影に挑んだかが伝わってくるメイキング写真と撮影現場レポートが公開された。
本作主人公の折木奉太郎(山崎)は“やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に”をモットーにする“省エネ主義”の高校生。彼は、姉からの命で、部員ゼロ&廃部寸前の古典部に入部することに。そこに現れたのが同級生でお嬢様の千反田える(広瀬)。何事にも深入りしない省エネ男子と、何かといろいろなことに首を突っ込みたがるお嬢様のコンビに、旧友の福部里志(岡山天音)と伊原摩耶花(小島藤子)も加わり、学園に隠された謎を解明していく姿を描写する。
そんな本作の撮影は『リアル鬼ごっこ』シリーズの安里麻里監督のもと、2016年3月~4月の約1か月間にわたって行われ、撮影前には毎回、古典部員4人揃っての徹底的なリハーサルが実施された。山崎ふんする奉太郎の喋り方をどの程度、ぶっきらぼうにするか、広瀬演じるえるの「私、気になります!」の表現と奉太郎への詰め寄り方、彼らが並んだ際のバランスの取り方などを重点的に確認。とりわけ、謎解きシーンをはじめ、本作では奉太郎のモノローグが非常に多いことから、事前にモノローグをすべて録音して奉太郎の声のトーンを確定。その音源は、山崎の芝居の指針にも繋がり、1シーン1シーン、とにかく丁寧に撮影を行っていったそう。公開されたメイキング写真では、山崎が安里監督の持つ台本を真剣に見つめる横顔や、広瀬が食い入るように画面を確認する姿がとにかく印象的だ。
『リアル鬼ごっこ3』以来、約5年ぶりとなる山崎とのタッグとなった安里監督は「初めて会ったのは、彼が17歳の時で、ひとの良いところが全く変わっていない。精神が強くって、何かが上手くいかず現場がピリピリしていても動じないし、落ち込んで周りに影響を及ぼすこともない。それでいて柔らかくて、みんなを笑顔にする。また一緒にしたいと思わせる俳優さんです」と絶大な信頼を寄せる。撮影中は山崎自ら細かなアイデアを出す場面も数多く見られ、彼が提案した演出シーンもあるそうだ。一方の広瀬については「圧倒的に力があり、真相に気づく大事なシーンも1発OKでした。感情的な芝居の際には、その迫力にスタッフが飲み込まれ、撮っているのを忘れる瞬間もあるほどでした」と太鼓判を押していた。山崎と広瀬がTBS系ドラマ「黒の女教師」で初共演してから、早5年。超売れっ子となった2人の再共演に期待が高まる。(編集部・石神恵美子)
映画『氷菓』は11月3日より全国公開