鳥居みゆき絵本作家デビュー!「乳歯ちゃん」可愛い
目を見開いて大きく手を振りながら「ヒットエンドラーン!」と叫ぶネタなどで知られるお笑い芸人の鳥居みゆきが「やねの上の乳歯ちゃん」(10月20日発売)で絵本作家デビューを果たすことが明らかになった。シュールで時に狂気すら感じるネタを披露することのある鳥居だが、この絵本はピュアで可愛い仕上がりとなっている。
【写真】鳥居みゆきのピュアさを感じる「やねの上の乳歯ちゃん」
これまで数々の映画やドラマ・舞台に女優として出演し、小説家としても作品を世に送り出すなどお笑い以外の分野でも活躍の幅を広げている鳥居。今回初めて手がけた絵本の主人公はまもるくんの口の中に住む「乳歯ちゃん」で、それまでずっと一緒にいた「歯茎ちゃん」とさよならをする瞬間が訪れた「乳歯ちゃん」がやねの上に飛ばされて……というストーリー。歯が抜けるという「大人になる機会」を、乳歯の視点から描いた成長物語だ。
発行元は「うんこ漢字ドリル」で空前のヒットを飛ばした文響社。担当者によると鳥居が以前に歯科関係の小冊子から依頼を受けて書いた物語が元となっているのだが、その時は「自由に書いて」と言われた鳥居がこの話を書いたところ「そういうのじゃない」となり「じゃあいいです」と引き取ったのだとか。そのような経緯で一度お蔵入りしていた「乳歯ちゃん」だが、知人の編集者から原稿を持ち込まれた同社の担当者が「完全に子ども向けの、新しい鳥居さんの表現を見てみたい」と感じて今回の発売に至った。
絵本作家デビューとなる作品に関して鳥居は「乳歯が抜けて、永久歯が生え成長します。それは大事な体の成長。でも、もっと大事なのは心の成長」とコメントし、「子どもはもちろん、 大人も楽しめる絵本ができました。乳歯がテーマだけど……永久保存版!」とアピールしている。(編集部・海江田宗)
「やねの上の乳歯ちゃん」(1,400円+税)は10月20日より発売開始