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『ジュマンジ』ジョー・ジョンストン監督、次回作『ナルニア国物語』で引退へ

ジョー・ジョンストン監督
ジョー・ジョンストン監督

 映画『ジュマンジ』『ジュラシック・パーク III』『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』などを手掛けてきたジョー・ジョンストン(67)が、児童文学「ナルニア国物語」シリーズの第4弾「銀のいす」を映画化する次回作をもって監督を引退するつもりだとパリのコミコンで明かした。フランスの現地メディアなどが報じている。

【写真】ジョンストン監督の代表作『ジュマンジ』

 『スター・ウォーズ』シリーズの旧3部作で特殊効果などを担当し、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』ではアカデミー賞視覚効果賞を受賞。1989年に『ミクロキッズ』で映画監督デビューを果たしてから、『ジュマンジ』『ジュラシック・パーク III』『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』『ウルフマン』などの人気作でメガホンを取ってきたジョンストン監督。

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 次回作には、C・S・ルイスの児童文学「ナルニア国物語」シリーズの第4弾「銀のいす」を基にした新作映画『ザ・クロニクルズ・オブ・ナルニア:ザ・シルバー・チェアー(原題) / The Chronicles of Narnia: The Silver Chair』が決まっているが、ジョンストン監督によれば、本作が最後の監督作になるという。現地メディアARTSの取材で、ジョンストン監督は「この映画をつくるのに2、3年かかる。来年の冬まで撮影を開始できないからね。ニュージーランドの南島を撮影地に考えているんだけど、そこは夏のはずだからね。特殊効果などポストプロダクションで、もう1年かかる。そして2019年に公開だ」と本作の製作が長期戦になることを説明し、「別のことをする心構えができたんだ。犬をたくさん飼っているしね。彼らは仕事しろって要求してくるんだよ、毎日の長い散歩をね」と大笑いしながら、監督引退後の生活についても語った。

 これまで「ナルニア国物語」シリーズは第3弾まで映画化されている。『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(2005)、『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』(2008)がディズニーのもと、『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』(2010)が20世紀フォックスのもと制作されていた。本作は、ソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター・ピクチャーズのもとで進められており、ジョンストン監督によると、これまでの映画版シリーズとは全く別のものになるという。オリジナル版キャストが成長してしまっていることなどを考えると、当然の流れと言えるかもしれない。『ネバーランド』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のデヴィッド・マギーが脚本を担当している。(編集部・石神恵美子)

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