特撮ヒーロー出演者ずらり!“ダーク”に変身…ビジュアル一挙公開
少年社中と東映がタッグを組んだ舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」のキャストビジュアルが公開された。同作には「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」などの東映特撮ヒーロー作品に出演したことがあるキャストが多く集っているが、本作のビジュアルではダークなイメージを全開にさせている。
放送中の特撮ドラマ「宇宙戦隊キュウレンジャー」でメインライターを務める毛利亘宏が演出・脚本を手掛ける本作の舞台は、江戸時代。三代将軍・トクガワイエミツの治世によみがえった“東照大権現・イエヤス”は、神を名乗り5人の亡者とともに日ノ本を手中におさめてしまう。日ノ本を奪還するためイエミツは異世界より召喚された7人の極悪人“ピカレスク◆セブン”を率いて戦いを始める。
ピカレスク◆セブンの一員でもあり、過去のトラウマに縛られながらも王座を狙うマクベスを演じるのは鈴木勝吾。この時代の将軍でありながら、自らが蘇らせた祖父でもあるイエヤスによって将軍の座と天下の泰平を奪われた男・イエミツを演じるのは宮崎秋人。そして、神を名乗り欲望のままにすべてを手に入れようとするイエヤスを大高洋夫が演じる。
本作は、少年社中20周年記念第一弾公演。3人のほかに井俣太良、大竹えり、岩田有民、堀池直毅、加藤良子、廿浦裕介、長谷川太郎、杉山未央、山川ありそ、内山智絵、竹内尚文、川本裕之、椎名鯛造、佃井皆美、相馬圭祐、丸山敦史、唐橋充、松本寛也、細貝圭が出演する。(編集部・小山美咲)
少年社中20周年記念第一弾 少年社中×東映舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」は2018年1月6日~15日に東京・サンシャイン劇場にて上演されるほか大阪、愛知でも上演 詳細は公式サイトにて
以下、キャストコメント
<鈴木勝吾>
まず最初にこれを言っておかなくてはいけない。少年社中×東映の座組に、毛利亘宏氏の座組に集えることが役者として最高の誉れであると。
そして共演者をみれば先輩・後輩を含め最強の布陣。魂の燃える音が今にも耳に響いてくるような気さえします。そんな座組の面々との競演に今から心震えている次第です。
稽古においては精巧さと繊細さをしっかりと築き、その上で熱量と爆発力を出し惜しみすることなく、板の上では自由さを忘れず臨み、魂を燃やし尽くします。
結びに、毛利亘宏氏、座組皆様に極上のエンターテインメントを届けることを約束します! 1人でも多くの方に僕らの魂の燃える音が届くことを祈っています。ぜひぜひ劇場へお越しください。カンパニー一同お待ちしております。
<宮崎秋人>
今回、「ピカレスク◆セブン」に出演させていただくことになり喜びが爆発しました。
少年社中さんと東映さんのコラボということで「地球を守ってきたヒーロー達が集まってる!!」と誰しもが思う中、そんな人たちを今作では悪役にするというのは面白いと思う同時に、毛利さんがニヤけながら話を考えてるのが目に浮かび自分までワクワクしました。
自分の駆け出しの頃からずっと見守っていただいている毛利さんの作品に出演するというのは特別な思いがあります。それに加えて、「ネバーランド」再演以来の少年社中さんへの出演、別作品でお世話になった役者さんもたくさんいて、公私ともに世話になっている鈴木勝吾くんとまた同じ板の上に立てる喜び。初めましての方々も一方的にお芝居は心を持ってかれた方々で……もう頑張るしかないので、皆さんに最高の作品を届けるべく頑張ります。劇場にてお待ちしております!
<大高洋夫>
30年以上東京に住んでいるが、ここ数年正月はオーストラリア・ウィットサンデー諸島のホワイトヘブンビーチでシュノーケリングをする絵ハガキを見ることにしてる。
今年はヨダレを垂らし地団駄を踏んだ。しかし来年は、それを我慢してこの舞台に賭けようと思う。
大泉学園、太秦と東映さんには大変お世話になっている。その昔「轟轟戦隊ボウケンジャー」のお話をいただいた時「スーパー戦隊に出ることになった」というと当時7歳の息子が「悪役!?」と即答した。すでにこの舞台への予兆だったのか。
そしてなにより早稲田大学演劇研究会の後輩劇団である少年社中。その20周年記念興行のために、脱糞覚悟の乾坤一擲、驚天動地の酒池肉林かどうかはわからねど乞うご期待。