ケイト・ハドソン、衝撃のバズカットは敬愛するシーアからの提案だった
映画『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソンが、11月2日(現地時間)、ニューヨークのハンター・カレッジ開催のハドソン・ユニオン・ソサエティのイベントで、自身の著書と女優としてのキャリアについて語った。
【写真】かわいすぎるっ!『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソン
ケイトの著書「プリティ・ファン:クリエイティング・アンド・セレブレイティング・ア・ライフタイム・オブ・トラディション(原題) / Pretty Fun: Creating and Celebrating a Lifetime of Tradition」は、忙しい中でも、リラックスしながら健康的に人生を謳歌(おうか)する方法をつづった内容になっている。
ケイトといえば、母であるゴールディ・ホーンと、そのパートナーカート・ラッセルのもとで育っているが、その子供時代について「母とカートは、まるで門戸を開けっ放しにするような、とても人を招きやすい家庭環境を作り上げていたの。誰もがわが家に来ることができて、実際にわたしの同級生はわが家によく来たがっていたわ。とてもリラックスできて、いつもたくさんの食べ物があったからよ(笑)」と振り返る。続けて「映画を鑑賞するムービーナイトの日を作っていて、8~20人ぐらいの人々を招待していたわ。この習慣は、(親元を離れてからも)20代の前半くらいまでやっていたのよ」と家族の習慣を大切にしていることを明かした。
今や2児の母となったケイトだが、その得意料理はビーフ・ストロガノフなのだとか。「祖母から受け継いでいるものなの。だから、母の方がわたしよりもうまく作れるわ。母が働いているときは、祖母がブリスケット(牛肩バラ肉)の料理やマッツァボール・スープ(パン生地のお団子入りチキンスープ)を作ってくれたの。祖母が亡くなる前に、彼女の料理のレシピを手に入れようとしたのだけれど、なぜかマッツァボール・スープのレシピだけは教えてくれなかったのよね。彼女の作ったマッツァボールの柔らかさは、わたしにはまだ出来ないけれど、いつか彼女の味にたどり着いてみせるわ」と意欲を見せた。
彼女の代表作である映画『あの頃ペニー・レインと』のペニー・レインというキャラクターが、なぜ多くの反響を呼んだかについては、「彼女は寛大で、何よりも音楽を愛し、無私無欲のキャラクターだったと思うの。でも、ある意味で(ミュージシャンに)利用され、胸が張り裂けるような感覚に陥る。実年齢よりもしっかりしていて、それでいてあどけなさもあり、どこか魅力的。自由だけれど、傷つきやすくもある。そんなキャラクターだったから、異なった反響をみんなにもたらしたのだと思うわ」と分析した。
歌手シーアが手掛けるミュージカル『シスター(原題) / Sister』で、髪型をバズカットにしたことも話題となったケイト。彼女とのコラボレーションについては、「シーアは(彼女とのタッグという)わたしの夢をかなえてくれたわ。声だけでなくいろいろな要素を持ち合わせている、最も素晴らしいアーティストよ。さまざまなアーティストの楽曲も手がけている、とても多才なシンガーソングライターで、ミュージックビデオも全て監督しているの。そんな彼女が、Instagramのわたしの写真を気に入って、エージェントを通して配役してくれたのよ」と興奮気味に語る。バズカットについても、「彼女から『頭を剃ってみるのはどう?』と聞かれて、『やってみるわ』と答えたのよ」と尊敬するシーアからの提案だったからこそ、オーケーしたことを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)