綾瀬はるか、ハードなアクションやり足りない!最終章「精霊の守り人」に自信
女優の綾瀬はるかが13日、都内で行われたNHK大河ファンタジー「精霊の守り人 最終章」の試写会に出席。シリーズを通してハードなアクションに挑戦してきた綾瀬は、3年目を迎えた同作に、「アクションも今は楽になりました」と自信の笑みを見せると、「今回は、やりたりないなと思うくらいでした」と嬉しそうな表情を見せた。
本作は上橋菜穂子のファンタジー小説「守り人」シリーズのドラマ化作品。異界と人間界が交差する架空の世界を舞台に、女用心棒バルサと、幼いころに精霊の卵を宿したことで父に命を狙われ、バルサに命を救われた新ヨゴ国の皇太子・チャグムが織りなす壮大なスケールの物語が展開する。この日は綾瀬のほか、出演者の高良健吾、鈴木亮平、原作者の上橋も出席した。
バルサを演じた綾瀬は、シリーズも最終章とあって感慨深げ。「足掛け2年? 3年? この作品に携わり、ようやく最終章を観ていただけると思うと、静かに嬉しいです」と述べ、「ホッとした気持ちもあります。バルサと同じくらいの年齢の30代でこの役と出会えて、新しい自分を発見することができました。難しい役でしたが、この役を通じてよりたくましくなれたと思います」と充実の表情を見せた。
それでも、バルサ役はシリーズ開始当初から苦戦の連続だったといい「すごく難しくて、ちょっとした歩き方、ごはんの食べ方、座り方、一つ一つがさまになっていないなって、最初は焦りました」と苦笑い。「アクションシーンも大変で、(初日は)明日からやっていけるのかと思ったくらい。でも、それを乗り越えた時に、実際に生死をかけて戦う人の気持ちが自分の体の中にも入ってきたような気がしました」と成果を述べ、今回のアクションシーンについて「やりたりないな、と思うくらい」と語った。
また、「今回はラスボスで……という話が来た時に僕には荷が重いのではとも思ったんです。でも、始まってみると楽しかった」という高良も「アクションは大変でした」と述懐。一方、鈴木は「一昨日に第1話を見させていただき、すごいなと思いました」とその仕上がりを称賛し「チベットやネパールのような、地球上のどこかにありそうな風景がたくさん出てきた。旅が好きな自分も旅をしているような気分になれました」と満足げな表情を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)