ルピタ・ニョンゴ、縮れ毛を消され抗議 女性誌表紙で
映画『それでも夜は明ける』のオスカー女優のルピタ・ニョンゴが、女性誌「Grazia UK」の表紙を飾ったものの、画像加工で縮れ毛のポニーテールを消されたとして抗議の声を上げた。
加工前と加工後の画像をInstagramに載せたルピタは「成長するにつれ、薄い色の肌、真っすぐでつややかな髪が美しさのスタンダードなのだと考えるようになりましたが、わたしは先祖から受け継いできたものを大切に思っており、今はわたしのダークな肌も縮れた髪の毛も同様に美しいのだと知っています」とコメント。自分が雑誌の表紙を飾ることで、そのことを同じ縮れ毛の人々、特に子供たちに伝えられたらと思っていたという。
それだけに今回の修正には「わたしの髪を“彼らが美しい髪だと思うもの”に合わせるために、消し、滑らかにしたことにがっかりしています」と失望の気持ちが大きかったよう。「黒人女性の肌の色、ヘアスタイル、質感に対する無意識の偏見をなくすには、まだまだ長い道のりがあります」と訴えた。
「Grazia UK」はこれを受けすぐに謝罪。修正は編集部の判断ではなかったと釈明している。(朝倉健人)