名撮影監督、実在の戦場ジャーナリスト映画に参加
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた映画『カルテル・ランド』のマシュー・ハイネマン監督の新作映画『ア・プライベート・ウォー(原題) / A Private War』で、ロバート・リチャードソンが撮影監督を務めるとDeadlineが報じた。
実在した戦場ジャーナリスト、メリー・コルビンさんを題材にした本作。コルビンさんはチェチェンやコソボなどの紛争地に赴き、2001年のスリランカ内戦の取材時に砲弾を受け左目を失明。2012年にはシリアで紛争に巻き込まれ命を落とした。
コルビンさんを演じるのは、『ゴーン・ガール』で失踪した主人公の妻役で注目されたロザムンド・パイク。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズのジェイミー・ドーナンが、コルビンさんと共に戦場を渡り歩いた元軍人ジャーナリスト役で参加。降板したタロン・エガートンの代役となる。
このたび撮影監督に決まったリチャードソンは、アカデミー賞撮影賞に9回ノミネートされ、『JFK』『アビエイター』『ヒューゴの不思議な発明』で3度受賞を果たしている。
撮影は今月の後半からヨルダン、ロンドンで始まる予定。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)