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キャプテン・アメリカだけじゃない!クリス・エヴァンスの魅力

どこか哀愁漂うクリエヴァの叔父役
どこか哀愁漂うクリエヴァの叔父役 - (C) 2017 Twentieth Century Fox

 映画『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどのマーク・ウェブ監督が、新作『gifted/ギフテッド』でタッグを組んだ、『キャプテン・アメリカ』シリーズで知られる俳優クリス・エヴァンスの魅力について語った。

クリエヴァと超キュートな子役が共演!『gifted/ギフテッド』予告編

 ウェブ監督が原点に戻ってきた本作は、非凡な才能を与えられた7歳の少女メアリーの育て方をめぐって、本当の幸せとは何かを問いかけるヒューマンドラマ。『キャプテン・アメリカ』シリーズで大ブレイクしたクリスだけに、“ぶれない正義のヒーロー”というイメージが強いが、本作では男手ひとつで葛藤しながら懸命に姪を育てるフランクを好演している。そんなクリスの起用理由について、「『アベンジャーズ』にいればかなりいい俳優だって証拠だ(笑)。ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン、マーク・ラファロ、才能にあふれる人たちばかりだろう?」と冗談交じりに話し出すウェブ監督。

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来日したマーク・ウェブ監督

 「クリスにはストイックなアメリカ人という面も、カリスマ性もある」とまさにキャプテン・アメリカの素質があることに触れながらも、さらなる魅力を続ける。「彼にはほかにも、人を惹きつけるものがあった。それは彼から苦悩を感じることができることだ。物事には明るい面だけじゃないからね。だからこそ彼を見ていて興味深いんだ。神秘的な深みを持ち合わせているところがやっぱり、彼の一番の魅力。みんなが思っている以上に、彼は思慮深い人なんだ。人々はその魅力に十分気づいていないかもしれないけど、気づくべきだし、(本作で)気づくだろう」と言い切る。

 その言葉通り、本編ではフランクの感情のゆらめきが丁寧に捉えられており、それには「僕たち2人ともスーパーヒーロー映画をつくったことがあるからじゃないかな」と笑顔を見せるウェブ監督。超大作を経験したからこそ、本作のような規模の作品づくりを満喫できたんだそう。「親密な映画作りができたと思う。撮影ではカメラと2人(自分とクリス)だけで部屋にいることも多かったし、シンプルなプロセスだった。(超大作と違って)ほかのスタッフや、メイクアップにコスチュームのことなどを心配しなくていいし。かなり柔軟に、直感的に撮影できた。常に俳優のそばにいて、『これをやったらどうだ?』とかって。忠実でなければならないコミックもないし、原作ファンの期待というのもない。自分たちだけで映画をつくるというシンプルなプロセスは、とてもやりがいがあったね」。

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 そうして完成した本作には、家族、才能、教育などさまざまなテーマが内包されているが、ウェブ監督自身は何か答えを導き出そうとしたわけではないという。「『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでは、伝えたいテーマがはっきりしていたと思う。でも、この映画ではフィーリングを伝えようとしたんだ。“温かさ”を伝える、それがすべてだった。もちろんところどころに盛り込んだ要素はあるけど、一つのテーマとしてくくることができなかったんだ。例えば、伝統的な意味での家族でなく、家族は自ら築いていけるものだというアイデアは気に入っている。でもこの映画ではテーマよりも、観た人がどう感じるか、フィーリングを大事にしたんだ」。フランクとメアリーの交流にただただ心温まる一作となっている。(編集部・石神恵美子)

映画『gifted/ギフテッド』は11月23日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開

クリス・エヴァンス出演 映画『gifted/ギフテッド』予告 » 動画の詳細
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