松雪泰子が5キロ増!『鋼の錬金術師』監督が明かす驚きの役づくり
映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)にはメインキャスト陣から監督まで熱烈な原作愛の持ち主が多いが、主人公の敵・ラスト役の松雪泰子も多大なる愛を持って本作に挑んでいたようだ。曽利文彦監督が、松雪が本作のために5キロほどウエイトをアップして臨んでいたことを明かした。
【画像】松雪泰子の完成度がスゴすぎ!鮮明なキャラクタービジュアル
主演でエド役の山田涼介と松雪の、役への没頭ぶりについて、監督は「今回主演(山田)は、座長としてものすごく引っ張ってくれて。彼はすごいクリエイティブな役者なので、いろんなアイデアもあるし、すごく一生懸命やるし周りがみんな引っ張られて。しかもそれを止めにくるラスト役の松雪さんは、大女優・松雪泰子がここまでやるかというくらい、原作も全部読み、2期あるアニメも全てご覧になっていて撮影に臨んでいらっしゃるんですよね。だから本当に詳しい」と話す。
そして役づくりでは松雪が5キロも増量したことに触れると、「女優さんとして増量ってすごいことですよね。しかも上半身だけに特化してですよ。そしてあのきゃしゃな体から作り上げたというのは本当にすごい」と大絶賛。
「こういう作品って、松雪さんほどの女優さんにとっては迷う部分もあるかなと思っていたのですが、全力で演じ切っていただきました。普段の松雪さんは本当に温和で、優しい方なのですが、あのコスチュームになった瞬間、近寄りがたいものがありました」。
さらに曽利監督は撮影時を振り返り、対決シーンでは山田と松雪ではなくエドとラストというキャラクターにしか見えなかったとのこと。彼らの気迫について話す際も曽利監督は、「撮影していても、エドとラストが戦っているとしか見えないんですよ。すごい面白かったです。撮影現場も舞台を見ているような雰囲気でしたね」と興奮の面持ちのままだった。(編集部・井本早紀)