土屋太鳳が感激した佐藤健の“イイ人”話
俳優の佐藤健と女優の土屋太鳳が27日、大阪市内で行われた映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の舞台挨拶に登壇し、久しぶりの共演となった互いの印象を明かした。
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、2015年2月、YouTubeに投稿された動画が話題となり書籍化もされた、岡山県に住むカップルの実話を基にしたラブロマンス。結婚式を間近に控え幸せの絶頂にいた尚志（佐藤）と麻衣（土屋）。しかし突然、麻衣は原因不明の病に倒れ意識不明になってしまう。いつ目覚めるかわからない状態に、彼女の両親（薬師丸ひろ子、杉本哲太）からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、諦めず回復を待ち続ける尚志。長い年月を経て、ようやく麻衣は目を覚ますのだが……。
2014年公開の『るろうに剣心』京都大火編・伝説の最期編で共演していた佐藤と土屋。今作でカップル役として土屋と再び顔を合わせた佐藤は「今回は夫婦役ということで、前回の共演では感じなかった彼女の“女性らしさ”を感じました」とコメント。隣でそれを聞いていた土屋は思わず恥ずかしそうに頬を赤らめていた。しかし佐藤が「あえて言わせてもらいますけど、前回の共演では女性らしさを感じなかったので……」と続けると土屋も思わず苦笑い。
一方、佐藤の印象について聞かれた土屋は「前回は、笑顔の時でもどこか緊張感が伝わってきたんですが、今回の健先輩の役は、日常の中で恋人に愛情を注ぎ続けるキャラクターだったので、撮影の合間に“おなかすいたね”とか“眠いね”とか声をかけてくださって嬉しかったです」と佐藤の変化について語った。
また土屋は撮影中の佐藤の心配りにも感動したそうで「撮影がすごく寒い時期だったんですけど、健先輩が入浴剤の差し入れをしてくださったんです」と明かすと、続けて「撮影中はロケ地にアパートを借りて住んでいたんですけど、いただいた入浴剤を使うのがもったいなくて……。今も使わずに自宅に飾っています！」と告白。それを聞いた佐藤は「入浴剤も嬉しいんじゃないですかね、喜んでいると思います」とひょうひょうと語り、場内の笑いを誘っていた。（取材・文：スズキヒロシ）
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は12月16日より全国公開