長谷川博己「男とは優しくあるべき」理想の男性論
俳優の長谷川博己が22日都内で行われた、今年最も輝いた男性著名人を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2017」授賞式に登壇。タキシードにウイングシャツ、蝶ネクタイで現れると、受賞者の豪華な顔ぶれを見回し「この中に自分がいるのも信じられない」と感激の表情。ずっと目標にしてきた賞の一つだといい、「去年『シン・ゴジラ』がヒットしてとれるかなと思っていたのにとれなくて……。今年は無理だろうと思っていたのになぜかとれた。本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。
「GQ MEN OF THE YEAR 2017」は生き方、仕事、スタイルにおいて「GQ JAPAN」読者に刺激をもたらし、各分野において目覚ましい活躍を見せた男性に贈る賞で、今回が12回目の開催。長谷川は「ずっと(賞を)意識していたんです。演劇出身で、そんなに派手な方でもないので、こういう華やかな場は自分には難しいと思っていたんですが、最近、国を守るような大きな役をいただけるようになったせいか、今回こうして受賞することができました」と喜びのコメント。「これからもこのような賞に恥じぬように頑張ります」と背筋を伸ばした。
スピーチでは自身の俳優活動についても言及。「正義感の強い役が続きましたが毎年、役についてはあまり考えずにやってきたんです。イメージがつくのは嫌で」と述べ、「自分についたイメージをぶち壊して、これからも一つ一つの作品に向かい合っていきたい」と展望を明かした。
質疑では同賞にちなんで理想の男性像についてもコメントを求められると、「男とは優しくあるべきだと思っています」と持論を展開。「男性の中の女性っぽさって魅力的だと思うんです。女性の中の勇ましさだってそう。意外性が大切。そういう意味でも男性はやっぱり周囲に対して優しくあるべきだと思っています」と語っていた。(取材・文:名鹿祥史)
受賞者一覧は下記の通り。
稲垣吾郎(アーティスト)
草なぎ剛(アーティスト)
香取慎吾(アーティスト)
斎藤工(俳優/Filmmaker/モノクロ写真家)
佐藤天彦(棋士)
佐藤琢磨(レーシングドライバー)
野田洋次郎(RADWIMPS/illion)
長谷川博己(俳優)
ロバート秋山(芸人)