有村架純、紅白で「ひよっこ」復活に意欲
年末に放送される「第68回NHK紅白歌合戦」のコメント取材会が27日に東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、紅組司会の有村架純、白組司会の二宮和也(嵐)が総合司会の内村光良(ウッチャンナンチャン)とともに出席、今年の紅白への思いを語った。
「まさか昨年に続き、今年も司会を務めさせていただけるとは思っておらず、本当にびっくりしました。今年は去年より少しでも良くなるように、自分自身の司会も良くなるよう頑張って務めたい」と話す有村。彼女自身、今年4月から連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインの谷田部みね子を演じきり、お茶の間から絶大な支持をえるなど充実した一年となった。
「正直、去年紅白の司会をやらせていただいてから、あっという間に時間が過ぎ去ってここにいるという感じです」と振り返る有村は、「本当にこの1年で誰も経験できないようなことを経験させていただいているのは感じていて」と感謝し、「昨年は『ひよっこ』が始まる前なので物語を紹介できなかったのですが、今年は放送が終わった後なので何か企画があるならば、またみね子としてステージに立てたらいいなと期待しております」と続けた。主題歌を務めた桑田佳祐の出演についても「やはり桑田さんの歌が『ひよっこ』の始まりなので。何かあったらいいなと思います」と期待を寄せていた。
一方、「NHK紅白歌合戦」に2009年からの9回連続出場が決まっており、2010年からは嵐として5回連続で白組司会を務めた二宮だが、個人として白組司会を担当するのは今回が初めて。「昨年は相葉(雅紀)君が個人で司会をやらせてもらいましたが、それに続いて僕がやらせてもらうことになりました」と切り出した二宮は、「嵐で司会をする時って『白組司会の嵐です』と言っていたんで、自分の名前を言ったことがなかった。名前を言うと緊張するかもしれない。相葉くんも緊張していたんで、オープニングで噛んでいた」と笑いを誘う。そして「有村さんは2年連続で司会を務めているんで、姉さんですよ」と“有村姉さん”を持ち上げ、有村は「わたしからアドバイスできるようなことは何も」と照れくさそうにしていた。
さらに「相葉からのアドバイスはなかったのか?」という質問が飛び出し、二宮は「特に(アドバイス的な)話をしたということはなかったですが『決まったよ』という報告をした時に『おめでとう』と言ってもらいましたね」と回答。気になる歌手については「嵐ですね。気になっちゃいます」と自身が所属するグループ名を挙げて笑顔を見せていた。(取材・文:壬生智裕)
「第68回NHK紅白歌合戦」は2017年12月31日放送(午後7時15分~午後11時45分)