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「ハウス・オブ・カード」ケヴィン・スペイシーなしで最終シーズン始動予定

製作が中断されている「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
製作が中断されている「ハウス・オブ・カード 野望の階段」 - Netflix / Photofest / ゲッティ イメージズ

 主演俳優ケヴィン・スペイシーに複数のセクハラ疑惑が浮上したことで、製作を一時中断していたNetflixの人気シリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の最終シーズンとなるシーズン6が、12月8日以降にスペイシーなしで再び動き出すようだ。Deadlineが報じている。

【画像】ケヴィン・スペイシーを告発したアンソニー・ラップ

 スペイシーのセクハラ疑惑が報じられると、Netflixは今月3日、「ケヴィン・スペイシーを含む『ハウス・オブ・カード』の製作にはこれ以上関わりません。この中断期間に、制作会社MRC(メディア・ライツ・キャピタル)と番組について引き続き検討していきます」と声明を出し、彼を事実上クビにしていた。

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 そして今回、同サイトが入手した、制作会社MRCのテレビ事業部を担当するポーリーヌ・ミチェリ氏が同番組チームに宛てた書面の中で、12月8日まで中断を延期することが告げられていた。「私たちはすぐにも製作を再開することを願いながらNetflixと仕事を続けています。議論を重ねており、11月27日から12月8日まで、さらに2週間の休止を取ることに決定しました」。

 中断期間も賃金が支払われることなどが説明され、最後には「この2か月間、私たちは予期せぬ形で試練を受けることになりました。その過程で学んだ一つのことは、本作の製作はたった一人の人間以上に大きなものであること」と、改めてスタッフに感謝するとともに、理解を求めた。12月8日までに追加のアップデートを行うともつづられており、それまでに何らかの決断が下されるものとみられるが、スペイシーなしで番組を続行する意志がMRCにあることは確かなようだ。

 スペイシーのセクハラ疑惑は、俳優のアンソニー・ラップが14歳の頃にスペイシー(当時26歳)から性的な関係をもちかけられたと告発したことをきっかけに明るみに。スペイシーは謝罪すると同時にゲイであることをカミングアウト。ラップ以外にも次々と告発者が現れて、大騒動へと発展していた。(編集部・石神恵美子)

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