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壊れゆく家族…ミヒャエル・ハネケ最新作『ハッピーエンド』来年3月公開!

壊れていく家族を待ち受けるものとは?
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 映画『白いリボン』『愛、アムール』の2本連続でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた鬼才ミヒャエル・ハネケ監督の最新作『HAPPY END』の邦題が『ハッピーエンド』に決定し、2018年3月3日より日本公開されることが明らかになった。

 本年度アカデミー賞外国語映画賞オーストリア代表にも選ばれた『ハッピーエンド』は、難民が多く暮らすフランス北部の町カレーを舞台に、不倫や裏切りなどそれぞれに秘密をかかえながら暮らす、壊れていく現代の家族の物語。

 これまで2度のパルムドールをはじめ、アカデミー賞外国語映画賞、セザール賞、英国アカデミー賞など数々の映画賞を受賞してきたハネケだが、その一方で、過激な描写や、人間の愚かさや醜さを克明に描くことから、新作を発表する度に注目を浴びてきた。本作も、今年開催された第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映されるや、賛否が分かれた。

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 ハネケ自身は、本作について「私の映画はすべてエモーショナルだ。ある意味、私はいつも同じような映画を作っている。映画監督とはそういうものじゃないか? だが、少しでも前より良いものを作っていきたいと願っている。とにかく、今回は“良い”映画を作ろう、とは思わなかった。“不快”な映画を作るときだ、とね」と語っている。

 『愛、アムール』で父と娘を演じたジャン=ルイ・トランティニャンイザベル・ユペールが、本作でも、ある裕福な家族の父と娘を演じているほか、『アメリ』のマチュー・カソヴィッツ、『キャプテン・アメリカ』シリーズのトビー・ジョーンズなどがキャストに名を連ねている。“ハッピーエンド”というタイトルの本作がたどり着くラストには衝撃が待ち受けている。(編集部・石神恵美子)

映画『ハッピーエンド』は2018年3月3日より角川シネマ有楽町ほか全国公開

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