有村架純が女性運転士に!『RAILWAYS』第3弾で
女優の有村架純が、地方のローカル線を舞台に人と人のつながりや自分の生き方を見つめ直す姿を描く『RAILWAYS』シリーズの第3弾『かぞくいろ』で鉄道の女性運転士を目指すシングルマザーを演じることが発表された。
今年放送されたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインを務め、大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」では紅組司会を担当することも決まっている有村。今作で演じるのは若くして夫を亡くし、夫の連れ子を抱えて夫の故郷・鹿児島で一念発起して鉄道の運転士を目指す主人公・晶。晶の義父で、最初は頑なだったが、晶の明るさと孫の駿也とふれあうことで徐々に心を通わせていく節夫役には韓国映画『哭声/コクソン』(2017)での怪演が記憶に新しい國村隼が起用されている。
有村は「過去2作品からの温かいバトンをしっかりと受け取り、今作の中にいる人と人が分かり合うには理屈じゃない何かがあり、本当の家族、愛、絆を、時間と共に見つけていければと思います」とコメント。「まだ未経験であるシングルマザーという役どころですが、彼女の努力や気持ちに寄り添えるように、キャスト、スタッフの皆さんの力をお借りしながら、頑張りたいと思います」と語っている。
中井貴一の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(2009)では島根県の一畑電車、三浦友和の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(2011)では富山県の富山地方鉄道が舞台になっていたが、本作には九州を走る肥薩おれんじ鉄道が登場。熊本県八代から鹿児島県川内を結ぶ肥薩おれんじ鉄道は九州新幹線の開業を機に2004年に独立した第三セクター鉄道で、九州の西海岸の美しい風景の中を走り、地元の新鮮な食材を使用した食事を楽しめる食堂車「おれんじ食堂」が人気を呼んでいる鉄道だ。(編集部・海江田宗)
映画『かぞくいろ』は2018年に全国公開