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愛と笑いで異文化超え!実話ラブコメ『ビッグ・シック』日本公開決定

ゾーイ・カザンとクメイル・ナンジアニ
ゾーイ・カザンとクメイル・ナンジアニ - (C)2017 WHILE YOU WERE COMATOSE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 アメリカで活躍するパキスタン系アメリカ人コメディアンのクメイル・ナンジアニが、“異文化結婚”の前に立ちはだかる数々のトラブルと騒動を愛と笑いで乗り越えた実話を基にした『ザ・ビッグ・シック(原題) / The Big Sick』の邦題が『ビッグ・シック』に決まり、2018年2月23日より日本で公開されることが発表された。

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 本作は全米で5スクリーンから上映がスタートし、人種問題が話題になったドナルド・トランプ大統領政権下に口コミで2,600スクリーンにまで拡大上映された作品。アメリカの大手映画レビューサイト Rotten Tomatoes で98%と高く評価され(7日時点)、賞レースでも数多くのノミネートや賞を獲得するなど、今年のゴールデン・グローブ賞にも絡んでくることが予想されている。

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 主人公はパキスタン生まれでシカゴに住むコメディアンのクメイルで、彼はアメリカ人大学院生のエミリーと付き合っている。ある日、同郷の花嫁しか認めない母親に言われクメイルが見合いをしていたことがわかり2人は破局。その数日後、エミリーは原因不明の病で昏睡状態になってしまう。

 駆けつけた病院でクメイルはエミリーの両親テリーとベスに出会う。最初はクメイルへの敵意むき出しだったベスだが、気分転換に訪れたコメディークラブでクメイルに差別的なヤジを飛ばす観客と闘ったことから、心を通わせ始める。両親の娘エミリーへの深い愛に心を動かされ、自分にとっても彼女がいかに大切な存在かに気付いていくクメイルと昏睡状態ままのエミリーの未来の行方は……。

 クメイルが経験したことをベースにエミリーと共同で書いた脚本を、クメイル本人を主役に抜てきして映画『はじまりのうた』(2015)などのプロデューサーが製作した。映画や音楽の祭典サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)やスイスのロカルノ国際映画祭などで観客賞を受賞している。(編集部・海江田宗)

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