『ファンタビ』ジョニデへの不満、原作者が擁護する事態に
昨年大ヒットした映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズに出演する俳優ジョニー・デップの続編の起用に一部ファンが反発している件について、同シリーズの原作者J・K・ローリングが、自身のサイトでジョニーの起用を擁護するコメントを発表する事態に発展した。
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に闇の魔法使いグリンデルバルド役で出演したジョニーは、続編の映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で同役を続投する。だがファンからは、家庭内暴力の疑惑やアルコール依存の問題など、近年スキャンダルのイメージが強くなってしまったジョニーに「作品にふさわしくない」という声が上がっていた。
そんな声に対して、ローリングは、監督のデヴィッド・イェーツと配役変更を考慮した上での続投であることを明らかにした上で、続投について一部のファンが困惑したり、怒りを覚える人がいることも理解しているとコメント。そして「プライバシーは守られ、尊重するべきです」とつづり、「これらの状況を理解した上で、映画製作陣とわたしはオリジナルのキャスト陣と一緒に製作できることに満足しており、ジョニーが今作の主要キャラクターを演じてくれることは本当に幸せに思っています」と自身の意見を表明した。
ジョニーは昨年、女優アンバー・ハードと泥沼の離婚裁判の末に離婚。裁判を通じて家庭内暴力や、アルコール依存症の疑惑が浮上していた。今回の件で、彼のイメージに多大な影響を与えていることもうかがえる。(編集部・梅山富美子)