娘を遺言から外す 先月亡くなったデヴィッド・キャシディさん
先月21日に亡くなったテレビドラマ「人気家族パートリッジ」などで知られる米俳優・歌手のデヴィッド・キャシディさんが、娘で女優のケイティ・キャシディを遺言から意図的に外していたと E! News などが報じた。
ケイティは「ARROW/アロー」のダイナ・“ローレル”・ランス/ブラックキャナリー役で知られる女優。
遺言書にキャサリン・エヴェリン・キャシディとその子孫には遺産を一切分配しないと書かれており、意図的に除外したことが明記されているという。15万ドル(約1,650万円)と推測される全財産は最初の妻との息子でシンガーソングライターのボー・キャシディが全額受け取るという。デヴィッドさんは2015年に自己破産を申告している。(1ドル110円計算)
ケイティの母親とデヴィッドさんは結婚しておらず、ケイティは母親の元で育ったため、父親のデヴィッドさんとはほとんど交流がなかったという。デヴィッドさんは今年2月のPeople誌のインタビューでそのことについて語っている。「僕はケイティの父親ではなかった。生物学上の父親ではあったけど、育ててはいない。僕とはまったく関わりのない人生を歩んできた」とコメント。ただ、現在の活躍をうれしくは思っているようで「誇りに思っているよ。とても才能がある子だ。彼女があんなに大きくなったなんて信じられないよ」と語っていた。
仲の良い親子とは言えなかったものの、ケイティはデヴィッドさんを看取った一人で、父親の死後、Twitterでファンに感謝を述べている。また、デヴィッドさんの最期の言葉が「あまりにも多くの時間を無駄にした」だったことを明かし、愛する人たちとの時間を1分たりとも無駄にしないようにしたいとつぶやいている。(澤田理沙)