この大興奮はいったい?吉村界人『サラバ静寂』
『太陽を掴め』で注目された若手俳優・吉村界人が主演を務め、『葛城事件』などの若葉竜也、浅野忠信とCharaを両親に持つモデルのSUMIREらが共演する映画『サラバ静寂』の場面写真が公開され、娯楽が禁じられた世界で初めて音楽に触れた瞬間の登場人物たちの姿がお披露目された。
『黒い暴動』を手がけ、俳優としても活動する宇賀那健一監督がメガホンを取った本作の舞台は、音楽や映画、小説などの娯楽を禁じる法律「遊楽法」が施行された日本。単調な世界に育ち、ネジ工場で働くだけのつまらない生活を送っていた主人公ミズト(吉村)とトキオ(若葉)は、ある日根絶されたはずの音楽が保存されている廃墟を発見。音楽に魅了された二人は“闇ライブ”が行われているという「サノバノイズ」に行くことを夢見て音楽を作り始め……。
今回披露されたのは、まさに二人が初めて音楽と出会ったシーンの写真。CDやスピーカー、ヘッドホン、マイク、ギターなどが放置されている廃墟で二人は音楽を聞き、大興奮&大絶叫という迫力の表情を見せている。ギターを興味深そうに触る姿も印象的だ。
場面写真の公開にあわせて、日本のアンダーグラウンド音楽界の重鎮として独自の地位を築く灰野敬二、音楽評論家でDJの大貫憲章、パンクロックバンド・アナーキーのフロントマンとしての活躍や中村獅童と組んだバンド・高樹町ミサイルズの活動で知られる仲野茂の今作への出演も発表された。(編集部・海江田宗)
映画『サラバ静寂』は1月27日より公開