篠原涼子×西島秀俊!東野圭吾「人魚の眠る家」堤幸彦が映画化
作家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品「人魚の眠る」が、篠原涼子と西島秀俊の共演で実写映画化されることが明らかになった。『トリック』『20世紀少年』シリーズなどの堤幸彦監督がメガホンを取る。
原作は2015年に刊行され、発売から1か月で27万部を超えるベストセラーとなった作品。離婚寸前の仮面夫婦のもとにある日突然届いたのは「娘がプールで溺れた」という悲報。愛する我が子は医師から脳死を宣告されるが、それを受け入れるのか生かすのか、夫婦は究極の選択を迫られる。眠り続ける娘に対して下した夫婦の決断とその先に待っている運命は……。
2人の子供を持つ播磨薫子を演じる篠原は「初めて原作を読んだときから、同世代の子どもを持つ親として自分だったらどう向き合うのか? 薫子の様に強くなれるだろうか? なかなか答えの出ないテーマの作品だと、ずっと心の中に残っていました」と語る。「そんな作品に堤監督、旦那さん役の西島秀俊さんをはじめとするスタッフ、キャストの方々と共に向き合えるのは運命かもしれません」と思いを明かし、「映画の中で答えを見つけたいと思います」と続けている。
一方、会社を経営する夫・和昌にふんする西島は、「愛する子供の命の選択を迫られるという東野圭吾さんの意欲的な作品に、主演の篠原涼子さんと夫役としてご一緒できることが今から楽しみです」とし、「初参加となる堤組で、この深い人間ドラマに真正面からぶつかっていきたいと思います」と意気込みを語っている。(編集部・海江田宗)
映画『人魚の眠る家』は2018年11月公開