Netflix重役がクビ レイプ疑惑で軽率な発言
Netflixドラマ「The Ranch ザ・ランチ」でアシュトン・カッチャーふんするコルトの兄ルースターを演じているダニー・マスターソンのレイプ疑惑をめぐり、軽はずみなコメントをした重役がクビになったとDeadlineなどが報じた。
クビになったのは、子供用コンテンツの責任者だったアンディ・イートマン。彼は、ある日曜日に娘のサッカーの試合をコーチしていたときに、見知らぬ女性から「なぜNetflixは性的暴行で告発されている俳優の出演ドラマをキャンセルしないのか」と聞かれたという。サッカーの試合に集中したかった彼は、彼女との会話をさっさと終わらせるために「Netflixは被害者の言い分を信じていないからだ」と答え、この発言が Huffington Post の記事にされたのだ。
記事が出た後Netflixは、イートマンは「The Ranch ザ・ランチ」の製作に関わる立場ではなく「軽率で無知な発言で、会社の意見を代表するものではない」とコメント。ダニーの件については調査中だと発表したが、そのすぐ後にダニーは番組をクビになっている。
イートマンは声明で、女性との会話に集中しなかったことを後悔していると語り、性的暴行はあってはならないことで、被害者の声は常に聴かれ、正義がもたらされるべきだと常日ごろから考えていたと言っている。また「僕のことを知らず、記事の表題しか読まない人たちには、僕の立場に立って考えてほしい。日曜日の朝に起きた30秒の会話で人生が大きく変わってしまうことを」とつづっている。(澤田理沙)