沢尻エリカ、6年ぶり映画主演!犬童一心新作『猫は抱くもの』
女優の沢尻エリカが来年6月に公開される『猫は抱くもの』で、2012年の『ヘルタースケルター』以来、6年ぶりに映画主演を務めることが明らかになった。『ジョゼと虎と魚たち』『のぼうの城』などの犬童一心が監督を務める。
沢尻主演の新作映画は、思いどおりの生き方ができずにいつしか心に孤独を抱えてしまった33歳の大石沙織(沢尻)と、自分を彼女の恋人だと信じて疑わないオス猫の良男との関係を描いた少し不思議な物語。大島弓子の自伝的エッセー漫画「グーグーだって猫である」の映画版とドラマ版を手がけ“猫映画の名手”としても知られる犬童監督がメガホンを取り、『そこのみにて光輝く』『さよなら渓谷』『オーバー・フェンス』などの高田亮が脚本を担当する。
沢尻が演じた沙織は、かつてはアイドルグループのメンバーとして芸能界で活動していたが歌手として芽が出ず、すべてに嫌気が差して都会から逃げてきた女性。今はとある地方都市のスーパーでレジ係として働いているという役柄だ。沢尻は劇中でアイドルグループのダンス&歌唱シーンにも挑戦しており、表現者としての新境地を披露する。
『ヘルタースケルター』に出演した翌年の日本アカデミー賞の授賞式で犬童監督と話したことを覚えていて、「(犬童監督と)いつかお仕事でご一緒できたらいいなと、ずっと思っていました」と話す沢尻は今回の出演を即決したそう。すでに撮影はクランクアップを迎えているのだが、沢尻は犬童監督の演出を「全編が今まで経験したこともない撮り方ばかりでした」と振り返っている。
一方、今回の撮影で「沢尻エリカさんの魅力と実力を実感できました」と語る犬童監督はクランクアップに際し、「世代や年齢に関係なく楽しめる、人生の絵本を描いてみました」というコメントを発表している。(編集部・海江田宗)
『猫は抱くもの』は2018年6月23日より公開