童貞3人組の“脱童貞大作戦”！林遣都ら性春コミック実写化映像
童貞漫画の金字塔として人気を得ている古泉智浩の同名原作を実写化する映画『チェリーボーイズ』から予告編が公開され、林遣都らふんするさえない童貞3人組が挑む“脱童貞大作戦”の一部が披露された。
とある地方都市、仕事も恋愛も上手くいかず、何事にも中途半端な3人組は、揃いも揃って25歳の童貞で、寝ても覚めても考えることは女性とSEXのこと……そんな負け組認定のさえない童貞3人組が、自分を変えるために脱童貞大作戦へと乗り出すさまを描く。林が主人公でクンニこと国森信一役、「MEN'S NON-NO」のモデルを務めながら、個性派俳優としても頭角を現している柳俊太郎がビーチクこと吉村達也役、auのテレビCM「三太郎シリーズ」で一寸法師を演じたり、NHKの連続テレビ小説「わろてんか」にも出演中の若き名バイプレイヤーの前野朋哉がカウパーこと高杉誠役を務める。さらに、3人組の脱童貞大作戦のターゲットにされるヒロイン・釈笛子には池田エライザがふんする。
今回公開された予告編は、3人組が田舎町のコンビニでお互いの経験値を確認し合う姿から始まる。童貞を卒業できず、何者かになることもできない彼らが、そんな状況を打破すべく立ち上がる！ 3人が“脱童貞大作戦”遂行のために警棒、催涙スプレー、スタンガンの威力を試したり、ファミレスでおバカな会議をしたり……と、懸命に取り組む姿が可笑しくも愛おしい映像となっている。さらには、夜の川岸で誓いを立てる悩める3人組を応援するかのように流れる、斉藤和義と中村達也によるロックユニット・MANNISH BOYS が手掛けた主題歌「GO! GO! Cherry Boy!」にも注目したい。
監督は、助監督として黒沢清監督や三池崇史監督らに師事してきた西海謙一郎。自ら同原作の実写映画化を熱望し、本作にて長編映画でデビューを飾る西原監督は「助監督という商売をはじめて25年。長篇映画を撮るチャンスは僕にはありませんでした。しかしこの度、クンニ、ビーチク、カウパーの童貞歴25年が僕の25年と見事にシンクロし、やっと発射することが出来たのです！ 『やらなければ一生クズのまんまだ』撮影で挫けそうになった時、僕はクンニの言葉をいつも呟いていました。とにかく今は僕の発射に力を貸していただいた皆様に感謝の言葉しかありません」と力強いコメント。一方で、原作者の古泉は「今のご時勢にあってこの映画の攻めの姿勢がすごすぎないでしょうか。原作者ではあるのですが、監督やスタッフの皆さん、出演者の方々がこんな原作に携わっていただき感謝と共にリスクが心配でなりません！」と驚きを隠せない様子だ。
脚本は『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などの監督としてその独特な世界観で知られている松居大悟。「経験さえすれば、何かが変わる」と、脱童貞により人生が変わることを信じる、不器用な3人組が繰り広げる性春暴走ストーリーに期待が高まる。（編集部・石神恵美子）
映画『チェリーボーイズ』は2018年2月17日よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開