池松壮亮が尾崎豊、満島真之介がブラピ、大倉孝二が坂本龍馬に!?
俳優の池松壮亮が、26歳の若さで亡くなったロックシンガー、故・尾崎豊になり切る主人公にふんする映画『君が君で君だ』が2018年に公開される。本作は、『アズミ・ハルコは行方不明』などの松居大悟監督が長年温め続けてきたオリジナル脚本のラブストーリーで、「好きな女の子の好きな人」になりきって10年間彼女を見守る3人の男たちの行く末を描く異色作。満島真之介がブラッド・ピットに、大倉孝二が坂本龍馬にそれぞれ人格・ルックスともになりきるという設定となっている。
「尾崎豊という人には会ったことはありませんが、物心ついてからいつも隣で歩むべき道を教えてもらっていたように思います」と尾崎を評する池松。松居監督とは2015年公開の『私たちのハァハァ』で組んでおり、「目眩すらするこの街の中で、愛するという事に何回やっても答えが出ないので、もう一度松居監督と共に挑んでみようと思いました」と独特のコメントを寄せている。
3人が思いを寄せるヒロインを演じるのは、ヤン・イクチュン監督・主演の映画『息もできない』の演技で脚光を浴び、『クソすばらしいこの世界』『ある優しき殺人者の記録』など日本映画、日韓合作映画などに出演してきた韓国の実力派キム・コッピ。
劇中、池松は尾崎の歌を歌唱、ブラピになりきる満島は英語ゼリフを、大倉は「日本を今一度洗濯し候」など龍馬の名ゼリフを披露する場面もあると言い、そのなりきりぶりに期待したい。(編集部・石井百合子)