渡辺麻友が卒業公演「深い愛」に感謝
AKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友の卒業公演が26日に千代田区のドン・キホーテ秋葉原店8階にあるAKB48劇場で行われた。渡辺は「11年間、たくさんの思い出、たくさんの深い愛を本当に本当にありがとうございました」と感謝のコメントを発表した。
2006年に3期生オーディションに合格し、2007年にチームBのメンバーとして劇場公演デビューを果たした渡辺。同年発売の4thシングル「BINGO!」で初めて選抜入りし、2009年7月に行われた第1回AKB48選抜総選挙では4位にランクイン。そこからすべての選抜総選挙でトップ5入りした。AKB48を代表する「王道アイドル」として知られ、今年4月にはテレビドラマ「サヨナラ、えなりくん」(テレビ朝日系)で主演を務めるなど女優としても活躍している。
この日の卒業公演を、ファンは水色の法被とツインテールの被り物でそろえて見守った。渡辺が選抜した16人で「オネストマン」「BINGO!」といった楽曲を披露し、自己紹介のMCに入ると、会場の光景について指原莉乃が「インスタ映えの景色だよ!」とまゆゆファンの想いをたたえた。
アンコールでは渡辺のオーディション合格時からの11年間の軌跡映像が流れ、渡辺は卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」を真っ白なドレスで熱唱。最後は「私がAKB48を知るきっかけになったとても大切な曲で、私の11年間のAKB48人生をこの曲と共に締めくくります」と説明した「桜の花びらたち」を、この日出演したメンバー全員で歌唱した。(五十嵐洋介)
以下、渡辺麻友のコメント(一部抜粋)
本当に寂しいですね……。さみしい……。AKB48が本当に大好きなので、さみしいんですけど、最後こんなにたくさんの素晴らしいファンの皆様に見守られて卒業ができるなんて、AKB48に入った当初の私は思い描くこともできなかったことなので、本当に幸せ者だなと思います。もうこのAKB48劇場に立つこともないんだなと思うと不思議だし、この舞台に立つことが11年間当たり前だったので、この当たり前が来年からなくなることが信じられないです。でも(横山)由依ちゃんの手紙がとっても頼もしくて、これからも頑張ってほしいし、見守り続けるし、自分もAKB48が大好きなただの一人のファンだったので、それでAKB48に入ってここまでやってきて、これからも大好きなAKB48が永遠に続いてほしいなと思っているので、会場に来ているみんなに気持ちを託して私はこのグループを卒業していきたいと思います。11年間、たくさんの思い出、たくさんの深い愛を本当に本当にありがとうございました。