米映画サイトが選ぶ今年のポスターに『無限の住人』選ばれる
米大手映画データベースサイトIMDbが2017年のベストポスターを発表し、アジアを舞台にした劇映画の中で唯一、木村拓哉主演の『無限の住人』のポスターが選ばれた。
【画像】決して恋に落ちない『ボディガード』のパロディポスター
IMDbは「わたしたちが好きな2017年ベストポスター」と題し、アメリカで公開・公開予定の映画や、ドラマの印象に残るポスター110選を公表。中には同じ作品から何枚も選ばれているものも。DC作品の『ジャスティス・リーグ』やマーベルの『ブラックパンサー』、そして今年公開された『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などは、それぞれのキャラクタービジュアルもランクインしていた。
また映画だけにとらわれず、人気ドラマの「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や、「ウォーキング・デッド」も複数枚選出。人気が強い作品ほど多く選ばれる傾向にあったよう。なお「ウォーキング・デッド」のポスターは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の有名なシーンをパロディー化、『ヒットマンズ・ボディガード』はホイットニー・ヒューストンさん出演の映画『ボディガード』をパロディー化、とアメリカならではのパロディー文化も反映された結果となっていた。
またドキュメンタリー映画『猫が教えてくれたこと』以外で、アジアを舞台にした映画で唯一選ばれた『無限の住人』。こちらのポスターは海外仕様となっており、主演の木村拓哉が無数の矢に刺され、足元には無数の敵の死体が転がっている……と戦いを全面に押し出したバイオレンスなポスターに。海外ではバイオレンス描写に定評のある三池崇史監督の魅力を存分に押しだしたことが、今回の勝因の一つだったのかもしれない。(編集者・梅山富美子)