『最後のジェダイ』大幅ダウンもダブルスコアでV2
全米ボックスオフィス考
先週末(12月22日~12月24日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が興行収入7,156万5,498ドル(約78億7,220万4,780円)で2週連続となる首位を記録した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
前週比67.5%ダウンと大幅に下げてしまったものの(前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は1週目から2週目にかけてわずか39.8%ダウンだった)、2位とはほとんどダブルスコアでの首位。累計興収は3億6,816万7,854ドル(約404億9,846万3,940円)に達し、早くも2017年公開作の興収ランキングで『美女と野獣』『ワンダーウーマン』に続き第3位にランクインしている。
人気ファンタジーアドベンチャー映画『ジュマンジ』に続く新作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は興収3,640万ドル(約40億400万円)で2位デビュー。配給のソニー・ピクチャーズの予想を上回る好成績だ。主演はドウェイン・ジョンソン。3位にはアカペラがテーマのガールズムービー第3弾『ピッチ・パーフェクト3(原題) / Pitch Perfect 3』が興収1,992万8,525ドル(約21億9,213万7,750円)、4位にはヒュー・ジャックマン主演ミュージカル『グレイテスト・ショーマン』が興収880万5,843ドル(約9億6,864万2,730円)で初登場となった。
そのほかの初登場組は苦戦気味で、マット・デイモン主演SFコメディー『ダウンサイズ』は興収495万4,287ドル(約5億4,497万1,570円)で7位、オーウェン・ウィルソンら出演のR指定コメディー『ファーザー・フィギュアーズ(原題) / Father Figures』は興収328万ドル(約3億6,080万円)で9位だった。賞レースで存在感を見せている『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『シェイプ・オブ・ウォーター』という2作品はそれぞれ拡大公開となり、そろってトップ10入りを果たした。
今週は、セクハラ疑惑のケヴィン・スペイシー出演シーンを全て代役で撮り直したことでも話題のリドリー・スコット監督作『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』などが公開される。(編集部・市川遥)
12月22日~12月24日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
2(初)『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
3(初)『ピッチ・パーフェクト3(原題) / Pitch Perfect 3』
4(初)『グレイテスト・ショーマン』
5(2)『ファーディナンド(原題) / Ferdinand』
6(3)『リメンバー・ミー』
7(初)『ダウンサイズ』
8(16)『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
9(初)『ファーザー・フィギュアーズ(原題) / Father Figures』
10(12)『シェイプ・オブ・ウォーター』