『アーティスト』監督が脚色!作家ジュール・ヴェルヌのアニメ
アカデミー賞作品賞・監督賞などに輝いた『アーティスト』や、チェチェン紛争を舞台にした『あの日の声を探して』のミシェル・アザナヴィシウス監督が、作家ジュール・ヴェルヌの若き日をアニメーションで描く映画『リトル・ジュール・ヴェルヌ(原題) / Little Jules Verne』で脚色を担当することになったとDeadlineが報じた。
ヴェルヌは、「海底二万里」「地底旅行」や「八十日間世界一周」などのSF冒険小説で知られる作家。もともと脚本のアイデアは、プロデューサーでもあるブノワ・ピエールのもので、3人の脚本家により執筆された脚本を基に、アザナヴィシウス監督がセリフの加筆も含めた脚色を担当することになる。
アザナヴィシウス監督は「子供向けの作品を手掛けること、自分のではない他の人のプロジェクトの実現に携わることは、とても魅力的だった」とコメントしている。彼にとって、自分がメガホンを取らない作品の脚本を手掛けるのは、初めてのことだという。
アザナヴィシウス監督は、2017年の最新作『ル・リダウタブル(原題) / Le Redoutable』が、カンヌ国際映画祭のパルムドールにノミネートされた。(鯨岡孝子)