米TV史上初!50人超のLGBTQキャラ「Glee」クリエイター新ドラマ
人気米テレビドラマ「Glee」のクリエイター、ライアン・マーフィーが手掛ける新ダンスミュージカル・ドラマ「ポーズ(原題) / Pose」のシリーズ化が決定したとDeadlineなどが報じた。
1980年代のニューヨークを舞台にした同ドラマは、ドナルド・トランプのような超金持ちの台頭、ダウンタウンの住民と文学シーン、そしてボール・カルチャーとして知られるLGBTのサブカルチャーを描く。
キャストは「アメリカン・ホラー・ストーリー」で知られるエヴァン・ピーターズ、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のケイト・マーラ、「CSI:サイバー」のジェームズ・ヴァン・ダー・ビークなど。「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」のタチアナ・マズラニーの出演も予定されていたが、彼女が演じるはずだった役は50歳代の黒人女性に描き変えられたため、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「ER 緊急救命室」で知られるシャーレイン・ウッダードがキャスティングされたという。
同ドラマは全米で半年間にわたるオーディションの結果、5人のトランスジェンダーがレギュラーに起用されたことでも話題となっている。
「本作は1980年代のアメリカの生活をポジティブに描くダンスミュージカルなだけでなく、アメリカのテレビ番組史上、最大人数のトランスジェンダーのレギュラーを起用したことで歴史をつくった作品です。さらに、『ポーズ(原題)』の第1シーズンには50人以上のLGBTQのキャラクターが登場します。これもアメリカテレビ史上、初のことです。非常に才能ある、情熱的なキャストをみなさんに観てもらうのが待ちきれません」とライアンはコメントしている。
撮影は2月からニューヨークで始まる予定。第1シーズンは8エピソードが製作され、今夏、米FX局での放送がスタートする。(澤田理沙)