降板…性的暴行で訴えられた『X-MEN』監督 ドラマの製作総指揮
映画『X-MEN』シリーズで知られるブライアン・シンガー監督が、米テレビドラマ「レギオン」の製作総指揮を降板したとDeadlineが報じた。
シンガー監督は、2003年に17歳の男の子に性的暴行を働いたとして昨年12月に訴訟を起こされており、これが理由で南カリフォルニア大学映画学科は、彼の名前が付いた授業プログラムを変更することを発表している。
今回の降板はシンガー監督が自ら希望したもので、クビになったのではないよう。「ブライアンが番組から名前を外してほしいと申し出たので、そうしました」と「レギオン」のクリエイターで製作総指揮のノア・ホーリーはコメントしたという。
ノアは「番組の構想の初期段階で何度か彼と会いました。パイロット版を監督することに興味を持っていましたが、僕が監督することになってからはしゃべってもいません。彼はクレジットに出てくる名前にすぎません」と言っている。
同じく製作総指揮に名を連ねている米テレビドラマ「The Gifted ザ・ギフテッド」については、今後の対応を検討中とのこと。彼はこの番組でパイロット版を監督しており、自動的に製作総指揮の座を保証される契約になっているため、少し複雑なようだ。
「パイロット版を監督する条件として、彼はシリーズのエグゼクティブプロデューサーになっています。正直なところ、パイロット版の撮影後、彼は映画へと移り、『The Gifted ザ・ギフテッド』のシーズン1の製作にはほとんど関わっていません」とFOXエンターテインメントの社長マイケル・ソーンはコメント。彼に対する告発を重く受け止めており、今後どうするかをじっくりと話し合っていくと言っている。(澤田理沙)