岡田将生、ゆとり世代以外の世代との遊び方の違いを分析
柚木麻子の小説を映画化した『伊藤くん A to E』で、「ゆとり」世代に続く、「さとり」「うつむき」世代の超モンスター級“痛男”・伊藤を演じた岡田将生が、憎まれキャラについての想いや、プライベートでの「ゆとり」メンバーや神木隆之介などとの、世代による遊び方の違いについて語った。
人気を博したドラマ「ゆとりですがなにか」では、ゆとり第一世代を演じた岡田。今回演じた「さとり」「うつむき」世代の代表ともいえる伊藤について、「確実に観た方が好意を持ってくれないキャラだと思いますが、彼が何かにすがっている感じを一瞬でも汲み取ってほしい」と久々に演じた憎まれ役への想いは熱い。
劇中、伊藤がストーカーのようにつきまとった志田未来ら共演女優たちから、撮影現場では「気持ち悪い」と露骨に反応されたこともあったようだが、それに対して「伊藤にとって最高の誉め言葉だと思うんです。でも、いざ言われると、どこかで傷ついている自分もいました」と笑顔で語った。
28歳になり、ますます精力的に活動している岡田。小栗旬ら、「とにかくパワフル」と評する三十代前半の世代から弟分としてかわいがられているイメージもあるが、松坂桃李、柳楽優弥ら「ゆとりですがなにか」で共演した同世代との絆の強さは有名だ。「たとえば、4時間一緒にいるうちで、仕事の話は15分ぐらいするだけ。そのほかは、ホントにくだらない話ばかり」とドラマのファンにはたまらないエピソードも披露。
ちなみに、二十代前半である下の世代に関しては、「みんなしっかりしていて羨ましい」と語る中、名前が挙がったのが『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』で共演した神木隆之介。「おススメのゲームセンターやボーリング場に連れて行ってもらって、ずっと2人で遊んでいます。年下ながら、同級生みたいな感じがするんです」とのこと。とはいえ、基本2人が会うのは日中。これには夜に酒を酌み交わす先輩や、「ゆとり」メンバーとは違った“刺激”を感じているようで、そういう世代間のギャップも、劇中での伊藤の演技の中に反映させているかもしれない。(取材・文:くれい響)
映画『伊藤くん A to E』は全国公開中