打ち切り＆スピンオフへ「フォスター家の事情」
米テレビドラマ「フォスター家の事情」が第5シーズンで打ち切りになるものの、スピンオフが決定したとDeadlineが報じた。
同ドラマはレズビアンのカップル、ステフ・フォスターとリーナが、実子1人と複数の養子を育てている家庭ドラマ。同性愛、実子と養子、人種の違いなど、さまざまなテーマを混ぜ合わせた画期的なドラマとして評価されており、放送テレビ批評家協会賞、ティーン・チョイス・アワード、GLAADメディア・アワードなどの受賞歴がある。
第5シーズンの撮影はすでに終了しており、2時間の第100エピソードがシリーズフィナーレとなるが、夏にはさらに3エピソードの特別番組を放送するとのこと。これがタイトル未定のスピンオフにもつながるらしい。
クリエイターのピーター・ペイジ、ブラッドリー・ブレディウェグらは「5シーズンにわたって、この素晴らしい家族の愛、笑い、傷心、苦難や克服のストーリーを描けたのは光栄でした。現代の差し迫った社会問題を取り上げながら、家族を形作るのはDNAではなく、愛なのだというメッセージを世界に送ることができました。子供たちも成長したことですし、彼らを世界へと送り出す時です。大人へと成長し、常に変わりゆく世界において自分のアイデンティティーと愛、そして夢を探し続けるのを見届けましょう」とコメントし、ファンとFreeform局に礼も述べている。
スピンオフの主人公はマリアナ（シエラ・ラミレス）とキャリー（マイア・ミッチェル）になるそう。数年先にタイムジャンプし、彼女たちの成長物語になるようだ。オリジナル版からは、すべてのキャラクターがゲスト出演する予定だとFreeform局のキャリー・バークはコメントしている。（澤田理沙）