吉沢亮、沢尻エリカの飼い猫役!美しい銀髪でロシアンブルーを擬人化
女優の沢尻エリカが6年ぶりに映画主演を務める『猫は抱くもの』に、人気俳優の吉沢亮が出演することが明らかになった。髪の色を青味がかった美しい銀色に変え、擬人化されたロシアンブルーのオス猫を演じる。
『グーグーだって猫である』などの犬童一心監督が、大山淳子の同名小説を映画化する本作。アイドルの夢を諦め、心に孤独を抱えて生きる妄想好きのアラサー女性・沙織と、彼女を自分の恋人だと思い込んでいるロシアンブルーの猫・良男(よしお)との、風変わりで愛おしい関係が描かれる。
劇中には、実写の猫に加えて、擬人化された猫たちが多数登場。吉沢は、猫側の主人公ともいえる役どころについて「猫だけど自分を人間だと信じている良男を、人間の僕が演じるという。とにかく素直に、沢尻さん演じる沙織の事が好きでしょうがないという気持ちを大切に演じました」と語っている。
また、良男の相棒となる猫・キイロを擬人化するのは、音楽ユニット・水曜日のカンパネラのボーカル、コムアイ。「猫の映画と聞いて、猫と遊べる! と思って受けたのに、自分が猫の役だったので、実際に猫と戯れるシーンがなかったのは、落とし穴でした」とお茶目に語りながら、「吉沢さんは、鋼鉄の男! 芝居がどういう向きでどういう表情に見えるかということをはっきり知っていて、常に完璧な猫・良男でした。いつも引っ張っていただいて、感謝しています」とコメント。本作が映画初出演となる彼女の演技にも注目だ。
さらに、そのキイロを愛し、沙織の気になる存在として登場する画家を演じたのは、ロックバンド・銀杏BOYZの峯田和伸。2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」への出演が決まるなど、俳優としても高く評価されている峯田は、豪華共演陣について「主演の沢尻さんは、目がまっすぐで、嘘がなにもない方。コムアイさんは、動物的で、本当に猫みたいでした」と語っている。各分野の才能が集ったアンサンブルにも期待したい。(編集部・入倉功一)
映画『猫は抱くもの』は6月23日より新宿ピカデリーほか全国公開